Gartnerのデータによると、2017年第4四半期のスマートフォン販売台数は前年同四半期から2,429万台減の4億785万台となり、Gartnerが世界のスマートフォン市場データを取り始めた2004年以来初の前年同四半期比で初めて減少したそうだ(
プレスリリース)。
ベンダー別にみると、1位のSamsungは276万台減の7,403万台、2位のAppleは386万台減の7,318万台で、シェアはそれぞれ18.2%(0.4ポイント増)、17.9%(0.1ポイント増)となっている。Appleは新モデル発売直後の第4四半期に大幅な増加がみられ、
2016年第4四半期はSamsungを上回って1位となっていた。2017年第4四半期の販売台数も
第3四半期比で60%以上増加しているが、Samsungの販売台数には及ばなかった。一方、3位のHuaweiは308万台増の4,389万台。シェアは1.4ポイント増の10.8%となり、四半期単位で初めてシェア10%を超えた。
Xiaomiは2017年第3四半期に前年同四半期から79.8%増加して5四半期ぶりのトップ5復活を果たしたが、第4四半期も1,244万台増(79.0%増)の2,819万台と大幅に増加している。シェアも3.3ポイント増の6.9%となり、OPPOとVivoを抜いて4位に上昇した。Xiaomiの増加はアジア太平洋地域新興国市場でシェアを伸ばし、中国市場でもシェアを取り戻している点が大きいとのこと。5位のOPPOは104万台減の2,566万台でシェアは6.3%(0.1ポイント増)となり、1位~5位は販売台数の増減にかかわらずシェアを伸ばしている。昨年同四半期に5位だったVivoは圏外となっている。