インドの激安スマートフォンFreedom 251の出荷が始まる。ただし初期出荷は5,000台 28
ストーリー by headless
壮大 部門より
壮大 部門より
インド・Ringing Bellsは8日、251ルピーの激安スマートフォン「Freedom 251」の出荷を開始した(The Economics Timesの記事、
Android Authorityの記事、
GSMArena.comの記事、
The Indian Expressの記事[1]、
[2])。
Freedom 251は4インチqHDディスプレイに1.3GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載し、OSはAndroid 5.1 Lollipop、3.2メガピクセル/0.3メガピクセル(リア/フロント)のカメラ、1GBのRAM、8GBの内蔵ストレージといったスペックの3G対応スマートフォンだ。Freedom 251が2月に発表された際、約411円(当時。現在のレートでは約377円)という破格の安値が話題となる一方、メディアに提供されたプロトタイプが他社製品のロゴを塗りつぶしたものだったため、詐欺ではないかとの憶測も呼んでいた。なお、プロトタイプはiPhoneまがいのデザインだったが、6月下旬にメディアへ提供された最終製品のサンプルはよくあるAndroidスマートフォンのデザインとなっており、バックパネルに「FREEDOM 251」のロゴが入っている。
当初Ringing Bellsでは6月中の全数出荷を予定していたが、6月下旬の段階では7,000万件の予約に対して20万台しか用意できず、州ごとに出荷台数を割り当てて抽選で購入者を選び、6月30日の出荷開始を計画。しかし出荷はさらに数回遅れ、初期の出荷台数も5,000台まで減少している。8日に出荷されたのは2,240台で、9日に2,000台を出荷し、残る760台は11日に出荷する予定とのこと
代金引換で販売されるFreedom 251は原材料費だけで1,180ルピーかかるため、1台売るたびに929ルピーの赤字となる。広告収入やアプリの販売で赤字を補てんしても、1台当たり180~270ルピーの赤字が見込まれている。そのため、20万台分のパーツはすでに工場に運ばれているが、補助金がなければ数か月以内の出荷は難しいという。Ringing Bells CEOのMohit Goel氏は、インド政府からの補助金が5,000億ルピーあれば、7億5,000万人がFreedom 251を所有してデジタル・インディアの一員になることができるとも述べているとのこと。
このような状況にありながらRinging Bellsでは、フィーチャーフォン4機種(699~1,099ルピー)やスマートフォン2機種(3,999~4,499ルピー)のほか、9,999ルピーの32インチHD LED TVなどの新製品を発表している。
Freedom 251は4インチqHDディスプレイに1.3GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載し、OSはAndroid 5.1 Lollipop、3.2メガピクセル/0.3メガピクセル(リア/フロント)のカメラ、1GBのRAM、8GBの内蔵ストレージといったスペックの3G対応スマートフォンだ。Freedom 251が2月に発表された際、約411円(当時。現在のレートでは約377円)という破格の安値が話題となる一方、メディアに提供されたプロトタイプが他社製品のロゴを塗りつぶしたものだったため、詐欺ではないかとの憶測も呼んでいた。なお、プロトタイプはiPhoneまがいのデザインだったが、6月下旬にメディアへ提供された最終製品のサンプルはよくあるAndroidスマートフォンのデザインとなっており、バックパネルに「FREEDOM 251」のロゴが入っている。
当初Ringing Bellsでは6月中の全数出荷を予定していたが、6月下旬の段階では7,000万件の予約に対して20万台しか用意できず、州ごとに出荷台数を割り当てて抽選で購入者を選び、6月30日の出荷開始を計画。しかし出荷はさらに数回遅れ、初期の出荷台数も5,000台まで減少している。8日に出荷されたのは2,240台で、9日に2,000台を出荷し、残る760台は11日に出荷する予定とのこと
代金引換で販売されるFreedom 251は原材料費だけで1,180ルピーかかるため、1台売るたびに929ルピーの赤字となる。広告収入やアプリの販売で赤字を補てんしても、1台当たり180~270ルピーの赤字が見込まれている。そのため、20万台分のパーツはすでに工場に運ばれているが、補助金がなければ数か月以内の出荷は難しいという。Ringing Bells CEOのMohit Goel氏は、インド政府からの補助金が5,000億ルピーあれば、7億5,000万人がFreedom 251を所有してデジタル・インディアの一員になることができるとも述べているとのこと。
このような状況にありながらRinging Bellsでは、フィーチャーフォン4機種(699~1,099ルピー)やスマートフォン2機種(3,999~4,499ルピー)のほか、9,999ルピーの32インチHD LED TVなどの新製品を発表している。
プロトタイプ
製品版
とある実話 (スコア:2, 参考になる)
フリーランスで長いことSE/PGをしていますが、以前いた現場に派遣PGとしてやってきたインド出身の男性。
席が近かったので良く喋ったり、一緒に昼飯に行ったりしてましたが、
諸々の事情からお金がもうちょっと必要だと言う話を聞き、それならと、私のツテのエージェントから
個人で請け負える程度の仕事話をいくつかピックアップしてもらってそれを伝えたところ、出来たらやりたいと。
当然自然な流れでそのまま「どのくらいで行けそうと思う?(期間の事)」と尋ねると、
「まぁ、二週間かな」と返事。
・・・ええと。その時点で彼に伝えていたのは、要件とざっくりとした環境のみであって、
機能の数や詳細、サーバの様子なんかは一切話していない状態だった。
「そこは、『詳しく聞かないと見積もれないよ』と応えるべきでしょ(笑)」と言うと
彼はものすごく真面目な顔になって、何故自分が二週間と答えたかをなんだかよくわからない
理屈で、こちらを説得するような口調で話し始めた。ちなみに彼の日本語はとても流暢。
この感じ、別に偏見がある訳では無いんだけど、なんとなく似ている感じがするなぁと思いだしました。
簡単に言うと、まぁ、雑なのかな。
Re:とある実話 (スコア:1)
うーん、ビジネスでのリクエストに関して、「わかんない」という回答が許されるのってどこか特有の文化ということはないですか?
返事はYESじゃなきゃNOだし、他人に分かろうと分からなかろうと、自分の回答に対する何らかの「理屈」を説明しなくて済む世界というのがうまく想像できません。
Re: (スコア:0)
いやそういう話では無いと思う。
Re: (スコア:0)
わたしもそういう話ではないと思います。
回答するために必要な情報を与えられていない場合、
1.XXXという情報がなければ回答できない
2.一般的なケースとして(あるいはこれまでの経験から想定して)○○と仮定した場合、と前提条件を付けて回答する
上記のいずれか、あるいは両方。1は技術に暗いIT部門担当者が多い日本ではそれなりのリスクがあるし、2は回答した値だけを一人歩きさせるバカな連中がいるので、どちらも回答の仕方は熟慮するが(簡単に言えば双方が納得する形で記録に残す等ね)。
必要な情報を聞かずに回答する技術者は信用しないし、こちらが発注側の場合は逆にわざと情報を抜いて話して、そこを確認してくるかどうかで相手の力量を判断したりもする(相手が初見でいまひとつ人柄などが分からない場合はね)。
Re:とある実話 (スコア:1)
コメントありがとうございます。
仰っていることは分かります。
ただ、完全にオフトピックですけど、日本でAgile開発が定着しないのってこういう違いなのかな、と思いました。
雑でもいいからとりあえず作る。
前提が変わる。
直す。
前提がまた変わる。
また直す。
こういうAgileっぽいのって、元コメのインド人の方が得意だろうなと思うんです。
それが良いとか悪いとかは別として…。
Re: (スコア:0)
Agileっぽいのって別に悪いことだとはまったく思いません。むしろ時代の要求に応えるすごく分かりやすい手法だと思います。
ただ日本で普及し難い理由として、少し別な要因を感じます。
Agileではシステムを互いに疎結合な小さなUnitに分割し、それを重要なものから開発していきます。
仕様に変更が有ったら、その仕様に該当する部分の旧Unitを新しい仕様に合わせた新Unitに置き換えます。
当然、旧ユニットは不要ですからばっさり廃棄するのが基本ですが、これが日本人(特にウォーターフォールで育った旧世代)には感情的になかなか受け入れ難いのではないかと。せっかく作ったのに勿体ないとか(その部分の作成にかかった費用を誰が持つんだと横槍が入ったり)。
プロトタイプ式の開発がうまくいかなかったのも、同じ問題だったと聞きますし(捨てなきゃいけないプロトタイプを本番システムのベースに当然のように使い回していたらしい… そりゃ品質に問題でるでしょうね)。
Re:とある実話 (スコア:1)
コメントありがとうございます。
「失敗が許されない」と言われる日本文化とウォーターフォール型開発って相性がいいんでしょうね…。
補助金ありき? (スコア:0)
もし最初からそういう作戦ならロビー活動はきちんとしていたのか、していたけど切られたのか
どうビジネスモデルを組み立てたのかとても気になる
Re:補助金ありき? (スコア:2, 興味深い)
お披露目の段階でインドの国防担当省庁の大臣が出席するはずだった。つまり国防省の大臣から何らかの口約束を取り付けていてこれが政府との約束だと勘違いしたのだろう。
でくだんの大臣は大臣でこのままだと面倒なことになると気付いてお披露目パーティーを欠席したと。
そんな補助金は最初から存在しない (スコア:1)
最初から「オレらにお金くれれば爆安で国民にスマホばら撒けるぜー」を繰り返してる。
最近はエンジェル企業やファウンディングで確保出来なかったらしく、政府ガーになったけど。
Re: (スコア:0)
>1台売るたびに929ルピーの赤字となる。広告収入やアプリの販売で赤字を補てんしても、1台当たり180~270ルピーの赤字
>インド政府からの補助金が5,000億ルピーあれば、7億5,000万人が
下の補助金額だと、一人あたりの補助金は666ルピーになる。
広告やアプリの販売ができれば、差し引き400ルピー程度、補助金が利益になっちゃうわけですか?
これじゃ、アドバルーンだけ上げて、補助金目当てのビジネスと言われても仕方がない。
Re:補助金ありき? (スコア:2, 興味深い)
Baiduアプリ入れるかわりにアリブ(綴り不明)から借りよう
つーか何だかんだアドウェア入れればあっという間に回収できそうな予感が
ダンピング (スコア:0)
補助金ありきの赤字販売なら、ダンピングになるから海外では絶対売れない
インドは海外勢からダンピング批判されても跳ね返すだけの力持ってるのかな?
Re:ダンピング (スコア:1)
海外でこいつを売る必要はないでしょう。この端末の販売が成功すればこの会社の人気は相当高くなる。
今回の激安端末はこの会社の広告塔ですよ。この端末の成功後にこの会社がつぶれなければこの会社は急速な成長を実現するチャンスをつかめる。
つぶれたらそれで終わり。インド国内でのダンピングでつぶされるかもしれないが。
Re: (スコア:0)
なんで海外に売ろうとしていると思うのか。
Re: (スコア:0)
陰謀厨ってのはどこにでも湧くもんだな。
Re: (スコア:0)
> 陰謀厨ってのはどこにでも湧くもんだな。
都合悪いことはなんでも陰謀論ってことにして無理やり火消ししようとする工作員ってのはどこにでも湧くものですね
Re: (スコア:0)
いつものひとってのもどこにでも湧くもんなんですねw
Re: (スコア:0)
シェア何割取らせる契約とか、ソフトをインストールするには売上の何割か取られるストア経由必須とか、Appleやアメリカの政治力がなければ潰されてると思う。
Re: (スコア:0)
地震もアメリカの陰謀ですしね、みんなどうして気づいてくれない~!
詐欺みたいなもの? (スコア:0)
銀行から融資を引き出してあとはドロンと?
Re:詐欺みたいなもの? (スコア:1)
規模が大きくなれば、借金してる方が強くなるぞ戦略だと思う
Re: (スコア:0)
世界中でニュースになって詐欺じゃないのかと騒がれたのRinging Bellsだ。
そもそも銀行が相手にするはずがないだろう。
1 代あたりの赤字額 (スコア:0)
> 原材料費だけで1,180ルピーかかるため、1台売るたびに929ルピーの赤字となる。
原材料費だけで 1,180 ルピーなら、いくら人件費安くても組立、流通、サポートで同じくらいかかるんではないかな。
他にも企画とか設計とか、工場や会社の維持費とか載せるともう 1,000 ルピーとか?
節約できてるのは精々広告費ぐらい……
でも CEO の発言だと 1 台 667 ルピー(≒1,000 円)の補助でいけるらしいし、諸々込みの原価で 1,180 ルピーなのか?
Re: (スコア:0)
原材料費って電子機器ではあまり聞かんな。
スマホの原材料というと、シリコンとかボーキサイトとか石油とか?
シンプルな加工品とか、食品など、製造業者自身が直接に原材料を仕入れて製品を作るようなケースじゃなきゃ使わん言葉だ。
Re: (スコア:0)
アセンブルするものは部品ですな。部材と呼んでいるのしか知らない。
化学薬品・接着剤とかなら原料って呼んでるところもあるかもしれない。
勤務先ではそれでも部品と言ってるけど。
Re: (スコア:0)
うちは電子機器アセンブルしてますが、市販されているカメラなどでも、組み込む際には「原材料費」と呼んでいますね。
企業による文化によって呼び名は異なるでしょうね。