13900620
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headless 曰く、
先週末、ボーイングが737 MAXで2つの迎角(AOA)センサーから読み取ったデータが一致しない場合に警告を表示するAOA Disagree alertを無効化しているにもかかわらず航空会社に伝えていなかった、とWSJをはじめ複数の米メディアが報じた。これに対し、ボーイングは無効化したのではなく、有効になっていなかったのだと反論している(ボーイングの声明、
The Registerの記事、
GeekWireの記事)。
サウスウェスト航空や米連邦航空局の証言を元にした報道の内容は、3月10日に同型機2例目の墜落事故となるエチオピア航空302便墜落事故が発生するまで、従来の737型機では有効になっていたDisagree alertが737 MAX型機で無効化されていることを航空会社に伝えていなかったというもの。
ボーイングによれば、Disagree alertは737 MAXの標準機能として搭載されており、安全な航行に必要な機能ではないものの意図的かどうかにかかわらず無効化したわけではないという。Disagree alertは独立した機能として標準搭載されていたが、オプション扱いのAOAインジケーターを搭載しなければ機能しない状態になっていたため、意図した通りに有効化されていなかったのだと釈明。運航再開に向けてソフトウェア更新が当局に承認されれば、今後生産するすべての737 MAXでDisagree alertが有効化され、既存の機体でも有効化が可能になるとのこと。
なお、昨年10月のライオンエア610便墜落事故を受けてボーイングが航空会社向けに発行したOperation Manual Bulletin(OMB)には、Disagree alertはAOAインジケーターが搭載されている場合にのみ利用できると記載されていた。また、サウスウェスト航空が購入した737 MAXにはAOAインジケーターが搭載されていると3月に報じられており、先週報じられた内容との食い違いもみられる。
13900685
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13900688
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pongchang 曰く、
バージョン3.0.3(正式版)をリリースされた(2019.4.14)。
「ミミカキエディット」としてリリースされ、現在は「mi」と改称してバージョンアップが続いている。
情報元へのリンク
13900693
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13900697
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pongchang 曰く、
新たな認知症LATE
医学誌Brainに新たな認知症LATEのガイドラインが掲載された(https://doi.org/10.1093/brain/awz099)
LATE(Limbic-predominant age-related TDP-43 encephalopathy、大脳辺縁系優位型老年期TDP-43脳症)(BBCの記事、NIHのプレスリリース)はTDP-43と呼ばれるたんぱく質に由来する。
臨床的にはアミロイドβとタウの異常タンパクが凝集する、もっとも有名なアルツハイマー型認知症(AD)と区別が出来ていなかった。
解剖病理所見より大脳辺縁系の硬化像があり、扁桃体から海馬、中前頭回にステージが進むにつれてTDP-43が蓄積して行く。MRIでも同様の順序で、脳の萎縮が進行していった。
PETによりアミロイドやタウの蓄積の無い症例を検討することでもLATEを同定できるとしている。一方で、ADやシヌクレインが蓄積するレビー小体型認知症と、LATEを重複して罹患する例もあるとされる。
抗アミロイドβ抗体は、エーザイなどAD治療薬臨床試験で失敗事例が相次いでいたが、LATEを除外して再検討することで、治療効果判定が向上する可能性も考えられる。
TDP-43について
TDP-43は遺伝性ALS患者の検討から見出されていた(理研の記事)。ALSの中でも認知症を伴う場合に関与が高いとされ(葛原の総説)、慶應大学や滋賀医大ではALSの治療抗体としてTDP-43を標的に研究を進めている(慶應大学のプレスリリース)。この、自己分解型細胞内抗体を発現するベクター遺伝子(3B12A scFv-CMA)がLATEにおいても有望かも知れない。
他の神経変性疾患とタンパク変性についての総説も紹介しておく。(蛋白コンフォメーション異常症)
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13900714
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headless 曰く、
2月のMWC 2019に18,000mAhのバッテリーを搭載するEnergizerブランドのスマートフォン「P18K」が出品されて話題となったが、Indiegogoで行われたキャンペーンでは11人の支援者しか集まらなかったそうだ(キャンペーンページ、
The Vergeの記事、
Neowinの記事、
Android Policeの記事)。
乾電池のブランドとして知られるEnergizerだが、そのイメージを生かした大容量バッテリーを搭載する携帯電話をフランスのAvenir Telecomがライセンスを受けて発売している。P18Kは6.2インチ(FHD+)ディスプレイを搭載し、プロセッサーはオクタコアのMediaTek Helio P70、ベゼルレス・ノッチレスデザインでフロントカメラ(16MP+2MP)のポップアップ機構を備える。メインカメラはトリプルカメラ(12MP+5MP+2MP)で、OSはAndroid 9 Pie、内蔵ストレージ128GB、RAM 6GB、USB-C(3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載)といったスペックだ。
ただし、18,000mAhのバッテリーを内蔵することで本体は分厚く、スマートフォン機能付きモバイルバッテリーのような状態だ。満充電状態では待受時間最大50日間、音声通話最大90時間、動画再生最大2日間といった長時間利用が可能となり、モバイルバッテリーとしても機能する。厚みに関してはMWCのリポートで18mmとされていたが、Avenir TelecomのWebサイトでは26mm、Indiegogoキャンペーンでは22mmとなっている。
Indiegogoのキャンペーンは目標額120万ドル、549ドルからP18Kを入手可能となっていたが、集まった資金は11人の支援者からの合計15,005ドルにとどまり、キャンペーンは失敗した。なお、IndiegogoのキャンペーンページではAvenir Telecomを紹介する部分を除いて「Energizer」というブランド名は使われておらず、製品にもロゴは入らないようだ。Avenir TelecomのWebサイトには「POWER MAX P18K」として掲載されており、製品背面にEnergizerのロゴが入っている。
13900823
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13900826
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headless 曰く、
IDCの推計値によると、2019年第1四半期のスマートフォン出荷台数は前年同四半期から2,190万台減(6.6%減)の3億1,080万台となったそうだ。IDCのデータでは5四半期連続の減少となる(プレスリリース)。
ベンダー別にみると、2位のHuaweiが1,980万台増(50.3%増)の5,910万台となり、2位の座を固めた。2018年は第1四半期と第4四半期にAppleが2位、第2四半期と第3四半期にHuaweiが2位となっており、年間では280万台差でAppleが2位となっていた。3位のAppleは1,580万台減(30.2%減)の3,640万台となり、Huaweiに2,270万台の差をつけられている。1位のSamsungは5四半期連続で減少しており、第1四半期は630万台減(8.1%減)の7,190万台。Huaweiとの差は1,280万台となった。
4位はXiaomiで280万台減(2.8%減)の2,500万台。5位にはvivoとOppoが並んでいる。台数では2,320万台のVivoが2,310万台のOppoをわずかに上回っているが、IDCでは同点扱いにしている。Vivoは450万台増加(24.0%増)して2017年第1四半期以来のトップ5に復帰した。Oppoは150万台減(6.0%減)となっており、トップ5の6社で増加したのはHuaweiとVivoのみ。
一方、ランキング外の「Others」も1,980万台減(21.5%減)の2,320万台と大幅に減少している。トップブランドによる寡占が進行するスマートフォン市場だが、7位以下の出荷台数総計は1位のSamsungとほぼ並ぶレベルまで減少しており、上位6社が76.8%のシェアを占める状況になっている。
13900853
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あるAnonymous Coward 曰く、
男性が体液を病院に提出する理由はいくつかありますが、一般的に、新鮮な体液を提出するためには、個室に入ってひとりでコトを済ませないといけないわけです。ところが、中には「ひとりでなんてしたくない」という人もいるわけで…。
そこで誕生したのが、このマシン。どこの『デモリションマン』だよ、と言いたくなるほどの近未来感に溢れるテックが『ふたりエッチ』な動きを再現して体液を搾り取ってくれるのだそうです。
このマシンは体液ドネーションの不足を懸念した中国政府のために中国の企業が開発したのだそうです。
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13900868
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headless 曰く、
Microsoftは1日、Windows 10 May 2019 Updateにはエクスプローラーの「日常的な日時表現」をロールアウトしないことを明らかにした(Windows Experience Blogの記事)。
日常的な日時表現(Friendly Dates)は現在時刻を基準にした日時表現で、昨年12月からWindows 10 Insider Previewビルドでテストが行われていた。日常的な日時表現を有効にすると、ファイルの日時が古くなるにつれて「たった今」「〇分前」「〇時間前」「〇曜日の時:分」「〇月〇日」「〇年〇月〇日」のように変化していき、未来の日時のファイルは先になるにつれて「時:分」「明日」「〇年〇月〇日」のように変化していった。
今回の発表はWindows 10 Insider Preview ビルド18890(20H1)のアナウンス内で行われたもので、このオプションはビルド番号にかかわらず削除されるとのことだ。
13900887
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13900979
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あるAnonymous Coward 曰く、
Tim Bray氏の場合、ブログ記事がバズってから検索に出てくるようになったそうなので、単純にインデックスを削除しているわけではないらしい。
ところでDuckDuckGoの設立は2008年だが、2006年のインデックスはどこから出てきたのだろうか。Bingの開始は2009年だが、前身のWindows Liveサーチまで含めれば2006年のインデックスを持っていることにいちおうの説明はつく。さらに前身のMSNサーチは1998年までさかのぼるが、MSが独自エンジンを始めたのは2004年からなので、それ以前のインデックスを持っているかは疑わしい。
リンク先で紹介されている他の代替サービスは本当に10年前から存在するのだろうか(そもそも日本語圏ではほとんど役に立たないが)。
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13901014
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13901019
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13901085
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headless 曰く、
米国・ニューヨーク市に1日、現実の場所の正式な名前として「セサミストリート」が誕生した(NBC New Yorkの記事、
The Guardianの記事、
New York Postの記事、
動画)。
子供向けテレビ番組「セサミストリート」の50周年を記念したもので、セサミワークショップに近いウェスト63rdストリートとブロードウェイの交差点に標識が設置された。セサミワークショップによれば、ウェスト63rdストリートのブロードウェイからセントラルパークウェストまでの区間がセサミストリートとなるそうだ。ニューヨーク市ではセサミストリート40周年の際にも一時的に通りの名前をセサミストリートに変えているが、今回は恒久的な名称になるとのこと。ビッグバードやビル・デブラシオ市長による除幕式にはセサミストリートのキャストもマペットとともに出席し、セサミストリートの誕生を祝った。