米国で「スーパーWi-Fi」サービスが開始される 21
ストーリー by hylom
無線LANを超える無線LAN……ではない 部門より
無線LANを超える無線LAN……ではない 部門より
danceman 曰く、
米ノースカロライナ州ウィルミントンで「Super Wi-Fi」ネットワークというものの提供が開始されたそうだ(本家/.)。この「Super Wi-Fi」、米国では昨年から騒がれている注目のサービスらしい。
このSuper Wi-Fi、「Wi-Fi」の一言が挿入されていることからWi-Fiの一種ではないかとの誤解も招いているそうなのだが、これは米国でTV向けに割り当てていたが実際には使われていない周波数帯(ホワイトスペース)を活用するもので、IEEE802.22無線規格を利用するとのこと。
モバイルアナリストのSascha Segan氏によれば、個人、携帯向けホワイトスペース技術は、Wi-Fiと比べてより長い通信距離を実現する一方で通信速度が遅いため、広いキャンパスや大きな建物内の利用に適するのだそうだ。また、通信速度が速く接続可能エリアの狭いWi-Fiホットスポットの脅威となるというより、利用可能エリアの広い3Gや4Gネットワークサービスと競合することになるだろうとのこと。
ただ、「Super Wi-Fi」という名称については、まるで802.15 Bluetoothを「ミニWi-Fi」、または802.16 WiMAXを「メガWi-Fi」と呼ぶようなものであるという批判もあるようだ(本家/.、PC Mag記事)。
「Super Wi-Fi」は半径30〜100km程度の距離をカバーし、最大23Mbpsの通信速度を提供するものだという。
802.22と802.11af (スコア:2)
この記事を読んだ限りでは、FCCがSuper Wi-Fiと呼んでいるいるモノの実体は、
802.11afと802.22のようですね。
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/1194/Default.aspx [businessnetwork.jp]
802.22はブロードバンド用途の固定無線ということで、Wi-Fiというよりも以前の
FWAに似た技術です。
でも、802.11afは従来の無線LANの延長線上にあるもので、これをWi-Fiと呼んで
も差し支え無いと思いますが・・・
どっちが採用されるかによって、「Super Wi-Fi」という言葉のニュアンスが変わるのでしょうね。
あちらはスケールが違うね (スコア:0)
「半径30〜100km程度の距離をカバーし、最大23Mbpsの通信速度」というスペックにもかかわらず、
「 通信速度が遅いため、広いキャンパスや大きな建物内の利用」しかできないと言い切るとは、、、どんだけ速度やエリアがあれば一般向けいうんだろ。
Re:あちらはスケールが違うね (スコア:2)
そうでしょうか?あまり一般向けでは内容に見えますが?
最大24Mbpsというのは最低限保証される速度ではなく、最も状況の良いときでも24Mbpsしか出ないと言うことになります。
今時のWiFiは450Mbps出るのを売り文句にしてますし、次世代WiFi(11ac/11ad)では3Gbps以上でるものを作る予定だそうです。
そう考えると、最大24Mbpsというのは一般向けとは言いがたい、たとえ広い範囲をカバーしたくても一般家庭程度なら他に良い方法がありそうです。
加えてそのカバー範囲、半径30kmでも2800 km^2、東京ぐらいはカバーしてくれそうです。
(もちろん東京は砂漠じゃないので範囲はもっと狭くなるでしょうけど)
半径100kmともなると…
とても一般向けとは思えない偏ったスペックだと思います。
Re: (スコア:0)
半径30〜100km程度の距離で、たった一人のユーザが使用している場合に、最大23Mbpsの通信速度ですから、ユーザが増えたら、あっという間に数kbpsになります。セルを小さくして、セル単位のユーザを減らさないと、多数のユーザをまともな速度で収容することは不可能です。そういう意味で、「 通信速度が遅いため、広いキャンパスや大きな建物内の利用」しかできないと言えるでしょう。
半径30〜100km程度の距離 (スコア:0)
半径30〜100km程度の距離を飛ばすには、10~20mくらいの高さにANTを設置しなといけないと思うけど、現行の家庭等で使われているwi-fi機器とは違う運用を想定しているのだろうか?
商標問題は? (スコア:0)
WiFi alianceはWiFiの商標権持ってないの?
Re: (スコア:0)
タレコミ文中にあるリンク先くらいは読んだら?
Re:商標問題は? (スコア:2, 参考になる)
読んだ。
Wi-Fi陣営の Kelly Davis-Felner さん:
「Wi-Fi はうちらの商標だ。'Super Wi-Fi' なんてものは存在しないし、ホワイトスペースは Wi-Fi じゃない。
消費者はこのテクノロジーを Wi-Fi だと思うかもしれないが実際には違う。消費者が混乱する」
ホワイトスペース陣営:
「'wifi' は 802.11 プロトコルファミリとそれを使った製品を表す一般的な用語として使われてきた。
'Super WiFi' は理解しやすい表現でその目的やコンセプトを伝える文字通りのツールだ。
例えば子供がかすり傷をおってバンドエイドをほしがったとき、その子にノーブランドのバンソウコウを渡すようなもの」
#「バンドエイド」はジョンソン&ジョンソン社の商標
展示会("Super Wi-Fi Summit")でもこの用語が使われていることについて、
Crossfire Media の COO である Scott Kargman さん:
「一般的に使われる用語だし、みんなそれを分かっていると思う」
ふたたび Wi-Fi陣営の Kelly Davis-Felner さん:
「そんなふうに商標を使ってほしくない。ぼくらは自分たちの商標を真剣に守る」
だって。訴えられたらまず間違いなく負けるね。
Re: (スコア:0)
ニンテンドーWiFiコネクションも危ないですね。
Re: (スコア:0)
なんで?
Re:商標問題は? (スコア:1)
機器名じゃないし、USBドングルはWi-Fi CERTIFIEDじゃないし。
ってこと?
Re: (スコア:0)
「ニンテンドーWi-Fiコネクション」は任天堂の登録商標です。
ちなみに読み方は「ニンテンドーウイフィコネクション」だったりする。
Re:商標問題は? (スコア:1)
マジレスすると、任天堂はWi-Fi絡みの登録商標を複数出してて、読み方もワイファイ、ウィフィ、ダブリュウアイエフアイと一通り押さえてる。公式な読みは決まっていない。
Re:商標問題は? (スコア:1)
> ちなみに読み方は「ニンテンドーウイフィコネクション」だったりする。
商標の登録申請の際に、提出する情報の中に「読み方」というものはありません。
字面は違っても称呼が似ていると判断できる場合には、類似商標として後から出した申請が却下される、ということになります。
そのために、特許庁側は申請された商標に対し、それっぽい読み方を全部列挙しておく、といったことを行っています。
「称呼」は、類似性の判断の参考とするために特許庁側が付けた、いわばタグ情報なわけです。
ですので、申請側が「そんな読み方はしない」とか指定することはできません。
それができちゃうと、偽りの称呼をこじつけて、類似商標と判断されることを忌避できることになってしまいます。
とはいえ、特許庁側は全知全能なわけではないので、今回のように変な称呼がついてる商標も結構ありますが…
WiFi、WiFi、WiFi、WiFi、WiFi、WiFi、WiFi (スコア:0)
WiFi言うな。
無線LANイコールWiFiじゃない。
WiFiイコール無線通信じゃない。
なんでWiFiって言いたがるの?
Re: (スコア:0)
"Wi-Fi" を "WiFi" と書く様な人が言っても説得力がない。
Re: (スコア:0)
Re:WiFi、WiFi、WiFi、WiFi、WiFi、WiFi、WiFi (スコア:1)
普通の人は無線LANとWi-Fiの使い分けがめんどくさいのでござる。
Re: (スコア:0)
そもそも、電話の子機がPHSになったくらいの変化をしてるからね。
Wi-Fiという言葉自体の意味も変わってるんだろう。
もしくは新しい言葉が必要になってくる時期かも?
Re: (スコア:0)
外人どもに無線LANって言っても通じないんだもの。
いやWireless LANって文字を使ってメールしてもな。だから発音の問題じゃないよ。
それに現実として無線LANはWi-Fiを使ったものばかりだしな。
すぅーぱぁぁぁ! (スコア:0)
綾小路麗華さまがプレゼンすればよろしいのでは?