ウイグル自治区で生産されるポリシリコンへの懸念

maia 曰く、

太陽光パネルの多くが使用しているポリシリコンだが、世界の供給量の約半分が新疆ウイグル自治区で生産されており、そのサプライチェーンの中でウイグルの大規模人権侵害（強制労働）との関係が懸念されている（WSJ、Will Online）。コンサルタントのホライゾンアドバイザリーのレポートが発端となったらしい。欧米では新疆綿の取引を忌避する動きが起きているが、ポリシリコンでも同様の動きが起きていると言える。米上院のルビオ議員とマークリー議員はSEIA（米太陽光エネルギー産業協会）に確認や説明を要求し（ロイター）、SEIAは「米太陽光エネルギー企業に６月までに新疆ウイグル自治区から完全に撤退するよう求めている」と反応している。なお新疆での生産が石炭火力に依存しているというのも留意点。