アレシボ天文台、巨大電波望遠鏡を支持するケーブルがさらに切れる
タレコミ by headless
headless 曰く、
プエルトリコ・アレシボ天文台で6日、巨大電波望遠鏡の構造を支えるメインケーブルが切れる事故が発生したそうだ(UCF Todayの記事、 The Registerの記事)。
アレシボ天文台では8月に巨大電波望遠鏡の構造を支える補助ケーブルが切れて球面反射面などが破損し、運用を一時停止している。今回の事故では切れたケーブルが落ちて球面反射面をさらに損傷したほか、近くのケーブルを損傷したという。ケーブルが切れた原因は特定されていないが、8月の事故以降に残されたケーブルの負荷が増したことが原因と疑われているとのこと。
アレシボ天文台の電波望遠鏡は1960年代に作られた巨大かつユニークな構造であり、修復作業は容易でないようだ。8月の事故以降、現在までに構造の調査や短期的・長期的な修復計画の策定などが行われ、実際の修復作業は10日に始まる予定だったという。しかし今回の事故で修復計画は保留となり、状況を再評価する必要があるとのことだ。
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