中国、米国依存を減らすため国家半導体ファンドを新設

あるAnonymous Coward 曰く、

中国は米国のテクノロジー依存を減らすため、国内の半導体産業に投資する2040億元（約3兆1500億円）規模の国家ファンドを新設したそうだ。10月22日に公開された会社登録情報によると、ファンドの資本は中国の各省を中心に提供されている模様。それ以外では、中国財務省が225億元、中国開発銀行の投資部門が220億元を投入している。

現在、中国は年間約2,000億ドル相当を輸入している世界最大の半導体輸入国だ。一方で、トランプ米政権が事実上の禁輸リストに掲載する中国企業を増やしており、中国にとって米国製品への依存低減は急を要する問題となっている。新たなファンドの立ち上げで、設計から製造まで自前の半導体サプライチェーンを構築する中国政府の取り組みを加速させるとしている（Bloomberg、Bloombergその2、Slashdot）。