イーサリアムのブロックチェーン容量、ほぼ満杯に
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
イーサの共同考案者ビタリック・ブテリン氏が、仮想通貨イーサリアムのブロックチェーン(分散型台帳)が不足しつつあると警告した。現在、イーサのネットワーク利用率は90%台にまで跳ね上がっているという。ネットワーク混雑の背景には、イーサのブロックチェーンを利用するゲームや別の仮想通貨テザーが2015年に登場したことが背景にあるという。
安定した仮想通貨を意図して設計されたテザーの利用は広がっており、その少なくとも40%はイーサのネットワーク上で運用されているという。テザーに充てられる容量が増える中で、他のデベロッパーへの余地が小さくなっているとされる。
先のブテリン氏の発言に対し、Blockstream社のCSO、サムソン・モウ氏は強く反発しているという。モウ氏は、「イーサリアムは、技術的には行き止まりだ。使われれば使われるほど死期が近づく。テザーは、(弊社の)リキッドネットワークでも利用可能だ。スケーラブルであるし、テザーのような資産のためにライトニングネットワークが作られるようになるだろう」。
リキッドネットワークは、モウ氏が所属するブロックストリーム社のサービスで、取引所や金融機関の間での高速決済を目指している(Bloomberg、CoinTelegraph)。
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