Apple曰く、本社施設Apple Parkの価値は200ドルしかない

あるAnonymous Coward 曰く、

Appleの税金対策への巧みな努力とそれに対する批判はこれまでにもあった。新社屋についてもそうだ。Appleは、本社を置くサンタクララ郡では最大の納税者だ。しかし、Appleは最も税金を納めているだけでなく、最も税額に異議を唱える企業だといわれている。

2015年にAppleがサンタクララ郡と資産税額を争った訴訟の控訴審では、Apple Parkにまつわる資産額が10億ドル(約1100億円)と評価されたのに対して、Appleは「資産の評価額は200ドル(約2万2000円)に過ぎない」という主張をしていたという。別の訴訟でも、3億8400万ドル(約430億円)という評価に対してやはり200ドル相当だという自己査定をAppleは出している。

サンフランシスコ・クロニクルによると、Appleはこうした係争をサンタクララ郡と489件抱えているという。サンタクララ郡の査察官によれば「これらは代表的な事例で、多くは知られることもない」としている。また、企業は税の裁判のために弁護士に何百万ドルも支払っているともしている（San Francisco Chronicle、Business Insider、GIGAZINE、Slashdot）。