「deepfake」ポルノの規制につながる米ニューヨーク州の法案に映画会社が反対
タレコミ by headless
headless 曰く、
AIで著名人の顔を合成した「deepfake」ポルノの規制につながる米国・ニューヨーク州の法案が映画会社からの反対にあっている(法案、 The Registerの記事)。
5月31日に提出されたこの法案では、存命・物故にかかわらず個人の外見や声のデジタルレプリカに対するプライバシー権とパブリシティ権を定め、本人が出演しているとの印象を与える表現物での使用には権利者(本人・保護者、または継承者)の承諾が必要となる。パブリシティ権については死後40年間継続し、登録により継承可能だ。
これに対し、アメリカ映画協会(MPAA)や会員企業などは、deepfakeポルノの問題に対処する必要を認めつつ、規制対象があいまいな点を指摘する(PDF)。法案が成立すれば映画作品やテレビ番組で実在の人物や出来事を描くことが困難になり、表現の自由を定めた合衆国憲法修正第1条に違反するとも主張している。
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