原発事故による甲状腺被曝推計、再評価の結果2013年報告書は過大評価だったことが判明

あるAnonymous Coward 曰く、

福島第一原発事故直後の甲状腺被曝量推計について国際医療福祉大の鈴木院長が再評価を行った結果、国連放射線影響科学委員会が2013年に報告していた推計値は過大評価であり、再評価による推計値はその7～69％程度となることが分かったという（福島民友）。

甲状腺被曝の主因となるヨウ素131は半減期が8日間と短いこともあって、事故直後のデータが少なかった。鈴木院長は事故直後の衣服や体表面の汚染の実測データや、ヨウ素131以外の放射性物質についても考慮したという。その結果、事故直後の福島県内の1歳児の甲状腺被曝量（等価線量）は平均40ミリシーベルト未満で、ヨウ素剤を飲む目安の50ミリシーベルト以下と推計できたという。