米上院職員のIDカードにはICチップの写真が印刷されている
タレコミ by headless
headless 曰く、
スラドの皆さんの中にはICチップを搭載した社員証を利用している方もいると思われるが、米上院職員のIDカードには接触型ICチップの写真が印刷されているそうだ(Ron Wyden上院議員の書状: PDF、 Ars Technicaの記事)。
米国では2015年に連邦人事管理局で発生した情報漏洩事件を受け、政府機関での二要素認証システム導入が進められた。2016年半ばには80%の官庁で、ITシステムへのログインにパスワードとICチップ搭載のIDカードを使用する二要素認証が行われているという。
しかし、上院のITシステムでは職員が自宅からVPNでアクセスする場合に二要素認証が行われているものの、院内からのアクセスでは利用されていない。IDカードのICチップは単なる写真なので、他の政府機関で広く採用されている二要素認証システムは利用できない。
そのため、Ron Wyden上院議員は、上院でもIDカードに本物のICチップを搭載し、二要素認証を導入してセキュリティを高めるよう、上院運営委員会に要請している。
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