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統計

2018年第1四半期のスマートフォン販売台数は前年比500万台増の4億5,500万台 10

ストーリー by headless
小幅 部門より
Gartnerのデータによると、2018年第1四半期のスマートフォン販売台数は前年同四半期から500万台増(1.3%増)の3億8,350万台。携帯電話の総販売台数は4億5,500万台で、スマートフォンが約84%を占めるそうだ(プレスリリース)。

2017年第4四半期は2004年以来初めて前年同四半期比で減少していたが、2018年第1四半期は再び増加に転じた。ただし、前年同四半期比で約9%増加した2017年第1四半期と比べると、増加幅は小さくなっている。買い替えによる機能向上が限られるプレミアム/ハイエンドモデルの需要が伸び悩む一方、エントリー(100ドル以下)/ローミッドレンジ(150ドル以下)では品質の向上したモデルの登場が需要を押し上げているとのこと。

ベンダー別にみると、4位のXiaomiは1,579万台増(124.3%増)の2,850万台と大幅に増加し、7.4%のシェアを獲得している。アジア太平洋地域の新興国市場では330%成長したそうだ。3位のHuaweiも624万台増(18.3%増)の4,043万台となり、シェアも2017年第4四半期に続いて10%を超える10.5%となっている。1位のSamsungと2位のAppleは2017年第4四半期に前年同四半期から販売台数を数百万台減らしていたが、Apple(5,406万台)は206万台増加(4.0%増)し、Samsung(7,856万台)も21万台減(0.3%減)にとどまった。

Samsungはフラッグシップモデルが一定の成功を収めているものの、欧州や南米市場で中国ブランドとの競争が激化しているという。Appleは例年よりも遅かった2017年の新モデル投入による売上増が第1四半期に反映したとみられる。5位のOPPOは275万台減(8.9%減)の2,817万台。OPPOやランク外のVivoは中国市場での販売が70%以上を占めており、中国市場の縮小による影響を大きく受けているようだ。

スマートフォンOS別のシェアではAndroid(85.9%)とiOS(14.1%)が合計で100%となり、その他のOSは0%(13万台)となっている。IDCの予測によれば、この状況は少なくとも2022年まで変わらないとのこと。

なお、IDCが5月初めに発表した第1四半期のスマートフォン出荷台数データでも1位~5位は同順位となっている。IDCのデータは出荷台数なのでGartnerとは算定基準が異なるが、トータルの出荷台数は1,010万台減(2.9%減)の3億3,430万台。Samsungの減少幅(190万台減)はGartnerよりも大きく、Apple(140万台増)・Huawei(480万台増)・Xiaomi(1,320万台増)の増加幅とOPPO(190万台減)の減少幅はGartnerよりも小さくなっている。
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  • by Anonymous Coward on 2018年06月03日 15時39分 (#3418740)

    一番多いんだよね!

    • by Anonymous Coward

      バブルの時代にタイムスリップして、あと二十数年で日本製品はその他扱いになるといっても、誰も信じないだろうなぁ...

      • いやバブル全盛期は、携帯はまだ一般的な物じゃ無かったし、日本独自規格だったし。
        それよりもノキア、エリクソン、モトローラ…

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          バブル全盛期ってバブル文化の話?それとも経済状況の話?
          経済で見るとバブルは概ね80年代~90年の話。文化で見ると80年代終盤から90年代初頭の話。
          どちらにしても当時は失われた10年も中国の経済開放による製造業の流出なんて夢にも思っていなかった。だから日本人なら「日本製の携帯電話が世界の主流になる」なんて根拠も疑いもなく信じてもおかしくはないけれど。

          • 経済の方だね。
            日本以外での共通規格GSMが出てくるのは90年代だから、当時はまだ携帯電話会社向けの受託製造に近かったよ。
            i-modeでグローバル展開の夢を見てdocomoが手痛い損失をするのはその後の話し。
            結局日本メーカーが携帯電話製造においてグローバルな地位を占めた事は無い。

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              やはりその時期なら日本製携帯が20年後には衰退すると言われても誰も信じないだろうな。
              むしろこれから世界の主流になるのだそしてその地位を維持するのだなんて言い返されそう。

              • by Anonymous Coward

                いや、「誰も信じない」なんてこたあないでしょう。
                そもそも、iモードって1999年からですよね?
                (あのお方がiMacを売り出した直後、頭に「i」とか「ドット」を付けるのが流行ってたころ)
                着メロでも1996年だし。
                バブル景気(日本)はとっくに崩壊して、いわゆるITバブル(アメリカ)の時期でしょ。
                日本の高機能携帯電話がそこそこ注目を集めてはいたけど、それが天下を取ると皆が信じたわけはないです。

              • by Anonymous Coward

                > あのお方
                 
                ボルデモート扱いですか!

          • by Anonymous Coward

            モトローラのマイクロタックを認可するしないでもめてたような。
            バブル期だと携帯では技術的には遅れてたんじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2018年06月03日 22時02分 (#3418840)

    需要は一巡したけど
    買い替え需要はあるからね
    特に決済手段として使われるようになったから
    あまり古い機種だと故障の心配もあるだろうし
    2個持ちする層も増えるだろうし

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