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はやぶさ2、4月5日の衝突体発射による人工クレーター生成成功を確認
JAXAは25日、小惑星探査機「はやぶさ2」が4月5日に実施した衝突装置運用による、小惑星リュウグウ表面での人工クレーター生成成功を発表した(プレスリリース)。
4月5日の運用では分離した衝突装置から厚さ約5mm、2kgの銅板をリュウグウに向けて発射。分離カメラがリュウグウ表面からの噴出物をとらえており、発射は成功したとみられていたが、実際にクレーターを生成できたかどうかは確認されていなかった。そのため、はやぶさ2は23日~25日にリュウグウ表面の変化を観測する「クレーター探索運用(事後)」(CRA2)を実施した。
はやぶさ2は24日にリュウグウへの降下を開始し、25日11時50分に最低高度付近(1.6~1.7km)で観測を開始した。観測は1時間ほど続き、衝突地点にクレーターが生成されていることを確認した。観測終了後の13時14分には再上昇し、CRA2も成功している。クレーターの正確な大きさや形はさらなる調査が必要となるが、想定を大きく上回る幅20mほどの領域の地形が変化しているとのことだ。
なお、JAXAはCRA2および今後の探索活動に関する記者説明会を5月9日15時~16時に開催し、ライブ配信も実施する。
NASA、地球に衝突する可能性のある小惑星が発見されたというシナリオの机上訓練を惑星防衛会議で計画
NASAの惑星防衛調整局(PDCO)は米政府機関や各国の宇宙科学機関などとともに、地球に衝突する可能性のある小惑星が発見されたという仮想的なシナリオによる机上訓練を4月29日から5月3日まで開催される惑星防衛会議(PDC)で実施するそうだ(NASAのニュース記事、 シナリオ、 SlashGearの記事、 Computingの記事)。
過去にも同様の机上訓練は行われており、今回のシナリオでは架空の小惑星「2019 PDC」が2019年3月26日に発見され、8年後の2027年4月29日に地球と衝突する可能性があるというものだ。2019 PDCの軌道は離心率が高く、近日点で0.89au、遠日点で2.94au、公転周期は971日。軌道面は地球の軌道面から18度傾いており、絶対等級は21.7 +/- 0.4と推定されている。発見直後の計算によれば地球と衝突する確率は5万分の1程度だったが、観測を続けるにつれ確率は上昇していき、PDCの初日にあたる4月29日には1%程度となった。衝突の可能性がある地点はハワイから米国と大西洋を横切り、アフリカ中部から南部まで伸びる。
これとは別に、2019年4月4日に発見された架空の彗星「C/2019 PDC」が22か月後の2021年2月28日に地球と衝突する可能性がある、というシナリオも用意されている。
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https://www.asahi.com/articles/ASM4T5TGKM4TPTJB00J.html
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UCLA、麻しんで学生らを隔離
UCLA statement on measles case(UCLA公式twitter)
2019年4月22日に発端者の麻しん学生がみつかり、119名の学生と8名の教職員が隔離された。その後、十分な免疫が確認された43名の学生と2名の教職員が隔離を木曜までに解除された。今後、検査の結果で解除される人数は増えると見込まれるが、十分な免疫が無い場合7日間隔離を継続する。
2007年の東京でも大規模な休校措置が行われた(IASR20006-07年麻しんの目次)。欧州でも2018年72名の小児が亡くなり、8万人を超える患者が出て、2017年の3倍の流行になっていた(WHO記事)。10連休で出国者数も過去最高が見込まれる(成田空港の報道発表資料)が、検疫所の情報にも注意を払い帰国時に正直な申告をしてもらいたい(ニューヨークの麻しんに関する検疫所の記事)
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Google、Hangouts MeetでChromiumベースのMicrosoft Edgeをブロ
GoogleがWebベースのビデオミーティングサービス「Meet (Hangouts Meet)」でChromiumベースの新Micosoft Edgeをブロックしたようだ(Windows Centralの記事、 Neowinの記事)。
Windows Centralの記事によれば、これまでは動作していたのが24日~25日ごろから動作しなくなったらしい。現在、MeetのWebサイトにMicrosoft Edgeでアクセスすると「Meet はご利用のブラウザには対応していません」と表示され、Google ChromeやMozilla Firefoxのインストールが促される。ChromiumベースのMicrosoft Edgeは開発版であることからMicrosoft側で変更があったことも考えられるが、Devビルドは1週間前から更新されていない。実際のところ、User agentをChromeに変更すれば利用可能となるため、目的は不明だがGoogle側でChromium版Microsoft Edgeをブロックしたものとみられる。なお、Chromium版Microsft EdgeでUser agentを変更するには、開発者ツールのメニューから「More tools→Network conditions」を選び、「Select automaticlly」をオフにすればいい。
所謂「お辞儀」論争について。
ネットでよく見かけるのだけれども「変な形の礼が広まっている」という言説がある。根拠に立脚したものから珍奇なガセネタまで様々だが一通り観た上で思うところがあったので書いてみる。
まずよく叩き台に挙げられる「手を前に組んだお辞儀」だが、これは女性に限り間違いではない。
バッグを肩に掛けている場合や洋装他下半身が広がる恐れのある服等状況に応じてこういったお辞儀をするのは正しい選択だ。ついでにいうと朝鮮式のお辞儀だというのは基本ガセだ朝鮮には元来頭を垂れる礼をとる文化は無く今能く見る型は近代以降の創作による可能性が高い。三跪九叩頭を例に挙げる人もいるがあれは「羞恥を捨てて服従する」という故事で少なくとも日本の通念としての礼ではない。
つか普通に考えて頭下げるのを屈辱だと捉えている文化で頭下げる礼が広まるわけがないだろ頭使えと思うのが本音だ。次に正しいとされている礼についてだが諸流派それぞれが形を提示しているわけだが肝要なのは「敵意がないことを表す」形だという点。
写真の小笠原流や他にもみられる両手だらりの型は着物が云々という説明が成されることが多いが元々「腰の刀に手を掛けていない・手之内に暗器や武器を持っていない」という意味合いのもので即ち武士の文化の残滓だ。
因みに私が遣う剣術では本式の礼は勿論鞘刀を右に持っての礼だが帯刀したままの略礼の場合右手の手のひらを柄の上に晒して置き左手は下げて頭を垂れるか形を執る。ソシアルダンスの礼や執事の執る礼の姿を想像してもらうと分かり易いかもしれない。ともあれこれで「一挙動で抜刀できない=斬るつもりがない」と意思表示をする訳だ。そして本当に大事なことは「礼儀とは双方向の物である」と思う点。
勿論由来の定かで無い、もしくは所謂朝鮮式の作法を本式の礼儀と教えている所はあって個人的に不愉快に思うのも本音だが、他方で「人が礼を執っている」という事実に対して難癖をつけるのは無粋であると思うのも本音。
主に西洋人の旅行者が本来であれば神仏や死んだ人間に対しての礼である両手を合わせたお辞儀をよくするがあれで不快に思う人間は少ないだろう。
少なくとも礼を執られたならそれを受け入れ礼で返すのが和魂であると思っている。長々と書いたが要は礼の型も勿論大事で間違った礼やおかしな「正しい作法」を敢えて広めたりすることはダメだが、それ以上に礼を執られたら批判せずに礼で返す精神が大事だと思っているという事だ。
特に昨今外国人が日本に来ることも日本人が海外で活躍の場を得る事も珍しく無いわけで、だからこそ形だけではなく礼の概念と込められた心を理解し表現する事が求められていると強く感じている。
Ford Europe、自動ブレーキ機能を搭載したショッピングカートを開発
Ford Europeでは自動車に搭載される技術を応用したノイズキャンセリング機能搭載犬小屋やカップル用安眠ベッドを開発しているが、今度は自動ブレーキ搭載ショッピングカートのプロトタイプを発表した(Ford Europeのブログ記事、 The Registerの記事、 SlashGearの記事、 動画)。
スーパーマーケットなどでの買い物中にショッピングカートを押したがる子供も多いと思われるが、スピードを出して走り回ると危険だ。ショッピングカートが重い場合、子供の体重では止めようとしても止まらないことがある。
このショッピングカートはFord車が搭載する衝突回避用の自動ブレーキアシスト機能を応用したもので、センサーで前方の人や物を検出して衝突の危険があると判断した場合に自動でブレーキをかける仕組みになっている。これにより、子供がショッピングカートを押す場合の危険を低減できるほか、坂道で勝手に動き出した場合などにも衝突前に停止するようだ。
「(ドイツでは)EV(=二次電池電動車)はCO2多い」=ドイツ著名エコノミスト主張
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042700277&g=int
https://trafficnews.jp/post/85727
「発電や電池製造の過程を考慮すれば、電気自動車(EV=二次電池電動車)の二酸化炭素(CO2)排出量は最新のディーゼル車より多い」。ドイツの著名エコノミストらがこんな研究報告書を発表。
報告書をまとめたのは、ドイツを代表するシンクタンク、IFO経済研究所のジン前所長ら。サイズなどが共通するメルセデス・ベンツのディーゼル車「C220」と、米テスラのEV「モデル3」のCO2排出量を、走行に必要な発電量などを考慮して比較した。ドイツではCO2を多く排出する石炭火力発電が電源全体に占める割合が高く、モデル3の排出量が最大28%多くなったという。
こうした主張をめぐっては、データの選択が意図的だとの批判もあり、ウィルトシャフツウォッヘ誌は、報告書が旧式の基準に基づく試験値を採用している点を問題視。この基準は、ディーゼル車の排出量が実態より少なめに出やすいために段階的に廃止されることが決まったと指摘した。
情報元へのリンク
OpenAI、ディープニューラルネットワークで音楽を生成するツールのプロトタイプを公開
OpenAIがディープニューラルネットワークにより4分間の音楽を生成するMuseNetを開発し、これを利用した作曲ツールのプロトタイプを公開している(OpenAIのブログ記事、 The Vergeの記事、 VentureBeatの記事)。
MuseNetは数十万のMIDIファイルを使用して学習を行っており、音楽のスタイルや楽器、導入部で使用する既存楽曲を指定することで新しい音楽を作曲できるという。公開されている作曲ツールはMuseNetのオプションの一部のみが利用可能で、デフォルトではスタイルでショパンとモーツァルト、ラフマニノフ、レディ・ガガ、カントリー、ディズニーの6種類、既存楽曲で「トルコ行進曲 (モーツァルト)」「交響曲第5番 (ベートーベン)」「Poker Face (レディ・ガガ)」「エリーゼのために (ベートーベン)」「Someone Like You (アデル)」の5曲およびスクラッチで作曲する「None」が選択可能だ。生成結果はOGGファイルとしてダウンロードすることもできる。
Advanced Settingsを使用すると指定可能なスタイルが15種類、既存楽曲が12曲に増え、楽器7種類(ピアノ・ストリングス・管楽器・ドラム・ハープ・ギター・ベース)を指定可能になる。ただし、プロトタイプということもあって、指定した楽器が必ずしも使われるとは限らず、スタイルに合わない楽器を指定した場合は完成度が低下するとのこと。生成される音楽がどのようなものかは実際に聴いていただく方が早いが、単なる変奏曲のようになるものや、リズム感が変なものなど、何とも言い難い出来だ。特にスクラッチから作曲したものには奇妙なものが多い気がする。作曲ツールはブログ記事内に配置されており、5月12日まで利用可能だ。