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計測できる内容と信頼性を考えると観測所とは相補の関係でしょう。民間でやっていいこともあるけど、なんでもやたらと民営化すればいいってものでもないと思うけどなー。
予算の多寡でいえば、観測を含め防災関連予算の方が自衛隊やら米国への貢物思いやり予算や謎のグアム移転費用なんぞの謎国防費よりは日本では緊急度高いと思うんだけど、利権政治力がなくてガスガス削減されている様子。火山観測網とかは大学だけど高等教育予算削減のあおりを食って維持できるかどうかが危ぶまれている。曖昧な周辺有事とやらと違って集中豪雨、豪雪、台風、地震は毎年確実にきて確実に被害が出るというのに…。
民間でそういうことをするなという主張ではないです。 (他のコメントが触れている法律問題はさておき。) ただ今回のものも実験くらいはできても継続的にサービスを提供し続けられるかどうかは疑問が残ります。(今回のやり方ではボランティアの協力者が尽きたら終わりだし。)
営利企業は観測済のデータを加工する末端のサービスは提供できても、予報の基本となるデータを収集するための地道な観測網のインフラの設置と維持は公共事業的性格が強く(投資が大きい割にタダノリ排除が困難で投資が回収しにくい)一般の民間企業には厳しいんじゃないかなと思うだけで。(巨大な公共インフラを支える民間企業、例えばNTTや電力各社もあるが、それらは設立の経緯や現状を考えるとあんまり普通の民間企業とは言えない。)
ウェザーニュース社のサイトを見ると自前でも観測網をある程度は持っているようですが、よく見ると最初に設置したという雷観測網は電力会社向けということで、ビジネスの構造的的な根っこは公共事業にあるわけです。実際、個人向けサービス開始まで10年以上かかっている上に、IRの事業報告を眺める限りやはり主要顧客は交通、流通など社会的にはインフラに近い部分が中心であるようです。
と見てくると今回の実験が今後仮にこのままの体制で本格的に事業化された場合、1万人のボランティア(「気象防衛隊」という名前だそうですが)の集めた情報をそういう企業に売る形のビジネスが主流ということになります。このような構造は、私としては若干無理があり長続きしないように感じられます。
だから現在普及している多数の携帯端末網の利用法を考える技術的な実験の一つとしてはそれなりに興味深いですが、継続的に提供可能なサービスとしては問題があり、ビジネスの構造を考えるとやはり手放しで民営化万歳とは私には言えませんね。
でも民営化しなかったらこういうサービスは絶対出てこなかったわけで。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
ゲリラ雷雨予報 (スコア:1)
ずいぶん助けられました。
こういうデータの集め方って有りなんだなぁと感心。気象庁だったら、観測所をもっと設置するために予算を!!となるんでしょうけどね。民営化万歳。
このウエザーニュースってユーザーからの観天望気報告も楽しくて、投稿したくなってユーザー登録してまった私は変かなあ・・・
#んで携帯からでないと投稿できないことを知って
#Bluetoothキーボードが使える端末に変えようかと画策している本末転倒な私
民営化万歳は素朴すぎるような (スコア:2, すばらしい洞察)
計測できる内容と信頼性を考えると観測所とは相補の関係でしょう。民間でやっていいこともあるけど、なんでもやたらと民営化すればいいってものでもないと思うけどなー。
予算の多寡でいえば、観測を含め防災関連予算の方が自衛隊やら
米国への貢物思いやり予算や謎のグアム移転費用なんぞの謎国防費よりは日本では緊急度高いと思うんだけど、利権政治力がなくてガスガス削減されている様子。火山観測網とかは大学だけど高等教育予算削減のあおりを食って維持できるかどうかが危ぶまれている。曖昧な周辺有事とやらと違って集中豪雨、豪雪、台風、地震は毎年確実にきて確実に被害が出るというのに…。Re:民営化万歳は素朴すぎるような (スコア:2, すばらしい洞察)
精度が上がらなきゃ使い物にならないって切り捨てるよりも、より使いやすい気象サービスを提供するというアプローチは省庁にゃ無理でしょう。
もっとも、傘が要るかな要らないかな~というレベルだから良かったので、それこそ国防の要である気象情報を民営丸投げで良いという訳じゃないのは同意ですけどね。
Re:民営化万歳は素朴すぎるような (スコア:1)
民間でそういうことをするなという主張ではないです。
(他のコメントが触れている法律問題はさておき。)
ただ今回のものも実験くらいはできても継続的にサービスを提供し続けられるかどうかは疑問が残ります。(今回のやり方ではボランティアの協力者が尽きたら終わりだし。)
営利企業は観測済のデータを加工する末端のサービスは提供できても、予報の基本となるデータを収集するための地道な観測網のインフラの設置と維持は公共事業的性格が強く(投資が大きい割にタダノリ排除が困難で投資が回収しにくい)一般の民間企業には厳しいんじゃないかなと思うだけで。(巨大な公共インフラを支える民間企業、例えばNTTや電力各社もあるが、それらは設立の経緯や現状を考えるとあんまり普通の民間企業とは言えない。)
ウェザーニュース社のサイトを見ると自前でも観測網をある程度は持っているようですが、よく見ると最初に設置したという雷観測網は電力会社向けということで、ビジネスの構造的的な根っこは公共事業にあるわけです。実際、個人向けサービス開始まで10年以上かかっている上に、IRの事業報告を眺める限りやはり主要顧客は交通、流通など社会的にはインフラに近い部分が中心であるようです。
と見てくると今回の実験が今後仮にこのままの体制で本格的に事業化された場合、1万人のボランティア(「気象防衛隊」という名前だそうですが)の集めた情報をそういう企業に売る形のビジネスが主流ということになります。このような構造は、私としては若干無理があり長続きしないように感じられます。
だから現在普及している多数の携帯端末網の利用法を考える技術的な実験の一つとしてはそれなりに興味深いですが、継続的に提供可能なサービスとしては問題があり、ビジネスの構造を考えるとやはり手放しで民営化万歳とは私には言えませんね。
ゲリラ雷雨防衛隊 (スコア:1)
あと、「10分天気予報」サービスのユーザーからもボランタリに情報を集めたそうですね。
Re:民営化万歳は素朴すぎるような (スコア:1)
例えば気象庁は伝統的な天気図や概況を始め気象衛星の情報、アメダスの情報など充実した観測インフラに基づく多くのデータを公表しています。
問題のプレス発表には特に明記されてはいませんが、それら公開情報をウェザーニュース社が利用していないとはとても思えません。
局地的な雷雨をピンポイントで予想できなくても起こりそうな地域は予想が可能ですから情報収集地域を絞り込むなどが可能なはずです。
(というか絞り込まないとボランティアの負担が恐らく大きすぎる。)
つまるところ1万人のボランティアのみならず、恐らく気象庁がバックボーンとして存在してなければできないサービスでもあるのです。
そういう意味でも民営化万歳じゃないな。民間の取り組みを否定する気はないけどあまり素朴に民間を持ち上げて公共事業を悪者や能なし扱いしても仕方がないというか。両者にはそれぞれ得手不得手、得失があるわけで。
Re: (スコア:0)
いや、アイデアはあっても予算がとれなくて動けなかったのかな?
資金獲得に様様な手段がとれて自由度の高い民間企業だからこそできたのは必然かも。
気象業務法の問題 (スコア:0)
よーするに,法律をぶっちしてやってること。
だから,民官を問わず他ではやれない。
ユーザコミュニティであって予報じゃない,と言い訳してますが。
#なので,携帯以外での情報提供ができない。
先日リリースのあった台風の予測の件でも気象庁から釘さされてましたね……。
Re:気象業務法の問題 (スコア:1)
#身内だもんなぁ
しかし・・・そんな法律があったとは。PCで見たかったがそういう裏が会ったとは!!
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
今の気象庁の予報はモデル予報が大半で、AMeDASのデータほとんど使ってないよ。
Re:ゲリラ雷雨予報 (スコア:1)
もっと局地的な情報集める必要があったんじゃないかな。
省庁だとそのために予算つぎ込んでモノを建てるところだけど、
ウェザーニュースは、お金を払ってくれる会員から情報を集めるという
これまた逆の流れで(今年は)うまくいったというところが凄い。
観天望気、もちろん気象庁での予測でも使っているんだろうけど
ん万人からの観天望気レポートを送ってもらうって発想は
省庁からはどうころんだって出てこないよね。
気象庁からこのアイデアが出ていたとしても、実際にやれないんだから
(決めつけるけど)ここは素直にウェザーニュースよくやった、でいいんじゃね?
Re: (スコア:0)
>(決めつけるけど)ここは素直にウェザーニュースよくやった、でいいんじゃね?
うん、いいよ。
単に、気象庁がゲリラ豪雨を予測するために何かするということになったとしても
今の流れじゃ観測所をもっと設置するということにはならないというだけのこと。