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Windows

Windows 10 Insider Preview、初のRedstone 2ビルドが提供開始

タレコミ by headless
headless 曰く、
Microsoftは11日、PC版のWindows 10 Insider Preview ビルド14901をファーストリング向けに提供開始した(Windows Experience Blogの記事)。

ビルド14901はAnniversary Updateリリース後、次の大規模アップデート (Redstone 2)に向けてInsider Program参加者に提供される初の開発ブランチとなる。ブランチ名は7月末に発見されていたビルド14894と同じ「rs_prerelease」になっている。本ビルドではビルド14383以降消えていた評価版を示すデスクトップのウォーターマークが復活しており、バージョン情報でも「Windows 10 Pro Insider Preview」といった表記に戻っている。なお、ビルド番号は14901.1000と表示される。

Microsoftでは現在のところ、OneCoreの構造最適化に注力しているため、当面は大幅な変更や新機能の追加は少なくなるとのこと。本ビルドの新機能はファイルエクスプローラーの通知表示のみとなっている。しばらく試した限りでは通知が表示されることはなかったが、新機能などについて簡単な情報を表示するために使われるようだ。通知表示はフォルダーオプションの「表示」タブで「同期プロバイダーの通知を表示する」のチェックを外せば無効にできる。なお、このオプションはAnniversary Update (ビルド14393.10)にも存在する。

既知の問題点としては、IEEE1394経由のカーネルデバッグサポートが削除されている点と、Acrobat Readerを起動しようとするとクラッシュする点が挙げられている。IEEE1394経由のカーネルデバッグについては、今後リリースされるキットで利用可能になるとのこと。また、Debugging Tools for Windowsブログには、「Windows.old」フォルダーに保存されている前ビルドのバックアップから「kd1394.dll」をコピーしてカーネルデバッグを可能にする手順が紹介されている。

開発ブランチではOneCoreの構造最適化により、当分の間バグや問題点が多くなることが予想される。そのため、より安定したビルドを使用したい場合は Insiderのレベルを「スロー」または「リリースプレビュー」に変更することが推奨されている。なお、「リリースプレビュー」を選んだ場合はビルド14393の累積的な更新プログラムのみが配信され、開発ブランチのビルドは配信されない。一方、本ビルドをインストールすると「リリースプレビュー」は選択できなくなるので注意が必要だ。

テストした環境ではタスクバーにピン止めしていたInternet Explorerのアイコンが削除されており、Microsoft Edgeにインストール済みの拡張機能がオフになっていたが、そのほかの問題は今のところ特にないようだ。
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