米カリフォルニア州、自動車のボンネットに衛星アンテナを取り付けて走行していたドライバーが違反切符を切られる
カリフォルニアハイウェイパトロール(CHP) アンテロープバレー署は2日、プリウスのボンネットに衛星アンテナを取り付けて走行していたドライバーに違反切符を切ったそうだ(CNBC の記事、 The Verge の記事、 SlashGear の記事、 CHP - Antelope Valley の Facebook 投稿)。
この衛星アンテナは SpaceX が衛星ブロードバンドサービス Starlink ユーザーに提供しているキットとみられ、ドライバーは車の外でビジネスをする場合に Wi-Fi が利用できるようアンテナを取り付けていると述べたという。Starlink は移動中の乗り物にもサービスを提供すべく米連邦通信委員会 (FCC) に申請している。これについてイーロン・マスク氏は、Starlink の衛星アンテナが Tesla 車に取り付けるには大きすぎるとの考えを示し、飛行機や船、大型トラック、RV など向けだと述べている。
カリフォルニア州の自動車法 26708 条 (a)(2) では視界を妨げるものを取り付けた自動車の走行が禁じられており、ボンネットに衛星アンテナを取り付けた自動車の走行は違法となる。違反切符を切った警察官はプリウスを停車させ、衛星アンテナが視界の妨げにならないかどうか丁寧に尋ねたところ、ドライバーは右折の時だけ(妨げになる)と答えたとのことだ。