第5世代モバイルネットワークが気象衛星に干渉するとの指摘 40
ストーリー by hylom
そこまで影響があるのか 部門より
そこまで影響があるのか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
米海軍の内部メモは、第5世代モバイルネットワーク(5G)が、気象衛星を妨害する可能性があると警告している。この警告は3月27日に米海軍の海洋学者Marc Eckardt大尉が出したもので、このメモについては上院議員のRon Wyden氏とMaria Cantwell氏により公表された。すでに連邦通信委員会(FCC)は、5Gで使用される24GHz帯のオークションを開始済みだが、Wyden氏とCantwell氏はFCC議長に対し問題が解決するまで免許の発行停止を求める書簡を提出したという。
Eckardt大尉のメモによると、5Gが広範に採用されると人工衛星からの水蒸気観測データの質が低下したり失われる可能性があるという。具体的には24GHz帯の利用が影響するとしている。また、気象および海洋モデルの劣化が予想されることから、米軍の飛行や航行のリスクが高まり、米軍の戦術的にも悪影響を及ぼすと指摘している。
両上院議員は「電波オークションの継続は、米国の気象衛星の有効性を損ない、ハリケーンなどへの安全性、国民の財産、および国家安全保障に害を及ぼす可能性がある」と述べている。航空宇宙局(NASA)と海洋大気局(NOAA)も海軍と同様の判断をしている模様(Ars Technica、Maria Cantwell、Slashdot)。
まじで国家安全保障上の危機じゃん (スコア:1)
JMAは何と言ってんのかと調べたらよくわかんなかった
ここhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/radar/kaisetsu.html見ると気象レーダーは5GHz帯を使ってることが分かったが、こりゃ検索の仕方が悪かった
じゃあってんでhttps://www.data.jma.go.jp/mscweb/technotes/msctechrep49-4.pdfを見たら、6.5~7㎛だっちゅーから。。。43THzくらい?
アレ?
ドップラーレーダー?
まさか2.4GHzじゃねえだろうな・・・
だれか伊勢湾台風の悪夢を忘れさせるスバ洞な解説をおくれ
Re:まじで国家安全保障上の危機じゃん (スコア:1)
# 水蒸気による吸収のピークは22GHzあたり。アンモニアが24GHz [juen.ac.jp]
Re: (スコア:0)
#3617806です。早速のご教示、ありがとうございます。
つまり水蒸気の吸収スペクトルのお話だったのですね
拙い頭で考えると、うろ覚えだけど、水蒸気ってピークが二つほどあったような・・・と思ったけど、その辺は忘れちゃった
我が国としては当面は可視光~赤外で運用している衛星データを併用した天気予報にはすぐさま影響はなさそうですね
米軍は世界中に展開する運用上、そこまで徹底して地球を観測しているの気合の入れようは見習いたいですが、お金が・・・
# JMAソケットを書くような身分にいったん落ちぶれると貧すれば鈍するってやつですわ
# 勘違いなどぜひお願いします
Re: (スコア:0)
イメージセンサだけだと雲や水蒸気が有る事は解りますが「表層の下」がイマイチ解りません。
つまり、雲が出来たり雨が降る為に必要な「水蒸気」や「雲」が有る事は解っても、「量」がイマイチ解らないのです。
そこで雲等の障害物に強い電波を使うレーダー系のセンサが活躍します。
量に関しては、アメダスやらラジオゾンデやら気象レーダー等でも観測はしていますが、どうしても狭い範囲での観測になってしまいます。
そこで、衛星を使って広範囲の水蒸気量等を観測する事で、予測モデルの精度向上やレーダー範囲外の情報提供が可能となります。
例: 気象庁の降水予測精度の向上事例 [www.jaxa.jp]、気象レーダーが無い地域への降雨情報提供 [eorc.jaxa.jp]
この元データに影響が有ると不味いから漏れ電波の規制強化したり、対策アルゴ
Re: (スコア:0)
そもそも、こういうレーダーは自分で出力した周波数だけに感度があるロックインアンプを使うので、他の信号源からのノイズに非常に強いです。
だからこそ、真昼間でも可視光に比較的近い周波数のLIDARが車に搭載できるわけで。
モバイル通信のような微小な電力を本当に気にする必要があるのか、周波数だけでなくS/Nで考えないとね。
Re: (スコア:0)
ただ、ここで問題になっているレーダーはpassive型なので、ノイズに弱い(というか所望の信号が弱すぎる)ので
問題になるかと。ちなみに世界的にみると(また日本でも)23.6-24.0GHzは電波の発射が禁止 [soumu.go.jp]されています(UWBとか例外もありますが)。
また、1台1台は影響が小さくてもモバイルのように台数が多くなると、全体として問題になる場合もあります。
Re: (スコア:0)
いやいや、反射のみ前提としていた環境内に発信源が多数バラまかっれるのだから、
個々の影響が小さくとも反射波と比べると十分に大きくなることはあり得るよ。
レーダーの出力では無く、検出する反射波で見ないと。
Re: (スコア:0)
私がレーダーと書いたせいで衛星が電波を出すように取られてしまいましたが、
サーモグラフィとか非接触温度計のように、自然に放射されるマイクロ波を観測しています。
その為かなり微弱な物となります。
Re: (スコア:0)
とりあえず日本の5Gは28GHz帯 [itmedia.co.jp]。
Re: (スコア:0)
それは割り当てが決定(検討終了)した周波数で、26GHz帯も検討予定
Re: (スコア:0)
24GHz帯は気象衛星による観測の方ね。
WikipediaのAMSR2 [wikipedia.org]とか参考になるかな。
気象レーダーは、現状大丈夫。
ただし、近隣にCS左旋円偏波のCS-IF周波数(CS中間周波数) [srad.jp]が有るので、将来的に4k/8k放送が原因でみたいな事は起きるかもしれない。
現状4Gでさえ (スコア:0)
軍用と干渉する国があるとか
有事には携帯側を強制停止するとかいう
国家があるとか聞いたことがある
# あれ? 3Gだったかな
## 1G=アナログ 2G=FDMA ??でいいのかな
Re:現状4Gでさえ (スコア:1)
今回の話は軍用気象衛星と5Gが干渉するとかではないです。
学術用に水蒸気の観測に使っている24GHz帯が5Gシステムの電波で汚染されると5G導入以前と以降でデータの性質が変化してしまい比較ができなくなる可能性があるとのことです。
Re: (スコア:0)
そう。だから基地局を止めても発信がゼロにならない限り水に見えてしまうから問題になる。
Re: (スコア:0)
ここの人達は本当に一次資料読まないよね。英語は読めないのかも知れないけれど。
Re: (スコア:0)
軍組織も出来ることなら美味しい帯域使いたいですしね‥
2Gは殆どがTDMAですよ(PDC,GSM,D-AMPS)
1GはFDMAです
逆に考えるんだ (スコア:0, 興味深い)
携帯の電波で気象観測すれば良いんじゃね?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1905/09/news009_3.html [itmedia.co.jp]
Re: (スコア:0)
選択肢として それはありえない バカじゃないの
Re: (スコア:0)
PHS電波感度で地震予知なんてのもあったなあ
Re: (スコア:0)
見てるものと目的が違うから代替にはならないけど、別種の観測として面白いデータは取れるかも知れないかな。
基地局で必然的に観測せざるを得ない電波の通り具合が、その基地局周辺の気象状況を反映するわけで。
勝手に集まっちゃうデータからの街中天気予報がやりやすくはなりそう。
なんで今更?ねぇ (スコア:0)
昨日今日、利用周波数が決まったわけではないのにねぇ。いまから周波数変えたらハードウェア間に合うのかな?
端末はまだ発売前なので大急ぎで交換できたとしても、基地局どうするのかね。
まるで、5G 携帯ネットワークの規格制定を、一からやり直したいみたいだねぇ。
なんで今頃なのかなぁ。なぜだろうなぁ
Re:なんで今更?ねぇ (スコア:3, 参考になる)
国際電気通信連合(ITU)という機関がある。
ここが、周波数ごとにどこの学界がどんな利用用途で、なんでその周波数でないといけないか、ということをまとめている。
わりと学際的な知識をまとめていて、発行している文書は勉強になるぞ。
例えば、「この周波数は大気の減衰が小さくて、地表面の温度に感度が高くて、他に類例ないから、
宇宙からの観測用に周波数開けておいたほうが、いいんじゃないかなぁ?」っていう「Requirement」を書く。
他にも「通信だったら、この周波数がいいんじゃないかな」って、周波数の属性だけからいってくれる。
*観測の効果は、例えば先週末の屋久島の数十年に一度の降水を感知して、
*低体温症で死ぬ寸前になるまで遭難した人、の被害の事前回避だ。
このRequirementって従前からずっと決まっていたりする。
ところがどっこい。
ある日突然、うぇーい系の人たちが新しい通信機器(そしてその周波数が上記の観測にベストなところに被っている)を見つけて
「そんなことはカンケ―ねえ。俺らがLINE・インスタ・その他SNSで繋がりたい、
おれらがそれしたいのに『ちきゅーかんそくぅ?』おんだんかってウソだったんでしょ。詐欺師~ww」って
周波数割り当てを奪い去っていった。
っていうのが、経さ〇省とかの審議会の議事録によく見られた(10年前くらいに調べた時)
今もたぶん変わってない
だから、今回の子の記事にあることって「あー、はいはい。ヨクアルことですねー」ていう諦めもつく。
#経済活動で地球観測が汚染されるのはよくあります。だって、経済活動の方が人間が生活するのに必要だもの
Re: (スコア:0)
ITUに限った話、この機関の勧告には強制力(拘束力?)は無いので、「~すればいいよ」的な、
立場としては弱いものと認識しています。
#「周波数割り当てを奪い去っていった。」に反応してしまった。
Re: (スコア:0)
「なんで今更、ねえ?」っていう親コメのタイトルへの
返事なんで
立場が弱いのは織り込み済みです。
なんてったって、産業じゃないですから。
広島の土砂崩れや屋久島の旅行ガイド失敗の孤立とか
下手したら数千人死んでいるんだけど
いろいろ気象観測がダメダメだったりの結果だけど
5Gで快適にネットするためにはやむを得ない犠牲だよね。」
ITUってその程度の影響力しかないんだし
Re: (スコア:0)
たしかに勧告には強制力はありませんが、ITUがあつかう文書の中には
強制力を伴う文書もあります。
今その強制力を伴う文書の審議がされており、その中には26GHz帯5Gの24GHz帯への影響に関する議論も含まれています。
最終的な結論が今年の11月にでるので、そこを見据えたものでもあると思います(もちろん米国内の関係もあると思いますが)。
Re: (スコア:0)
これ、アメリカの話だよね?
何故に経産省が出てくる?
Re: (スコア:0)
これ、アメリカの話だよね?
何故に経産省が出てくる?
このストーリは5Gの話ですが、今回とは関係ない
他の周波数帯での地球観測のノイズ源を調べていた時に
経産省の審議会の議事録で
「ここITUがダメって言ってるよ」「でもいいんじゃね?」
ってのを見つけたからですが。
結局経緯はわからないが取りやめになった
(JAXAが誇る測器の周波数だったのが関係しているのかはわからない)ようですが、
議事録の流れにはさすがに背筋が凍った
#ちなみに他の国では「いいんじゃね?」がまかり通って立派なノイズ源に
Re: (スコア:0)
ハードウェアの変更かあ。
国防を考慮して。
特にインフラのハードウェアが問題だったはずだし、都合がいいですね。
Re: (スコア:0)
・オークションで落札出来なかった会社がゴネた
・Huaweiの5Gへの投資を無駄にさせたい
人体にも影響あるんでないの? (スコア:0)
何ギガだの何テラだのどんどん周波数が上昇
これの高周波数の電磁波を携帯電話システムに応用してる
電話使用時には耳に当てる
脳にダメージがないはずがない!
電子レンジさえ2.4Mzだっけ?
1万倍のエネルギーやん
まだ電子レンジに頭突っ込んで”チン”したほうが安全やんw
Re: (スコア:0)
500テラヘルツの電波がお前の頭を直撃するぞ!
Re:人体にも影響あるんでないの? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
周波数上がると物を通り抜けなくなるので「脳への」ダメージは減るんじゃない?
Re: (スコア:0)
まじか 可視光とか浴びたら超危険ってことじゃん
#だいたい100テラヘルツぐらいの電磁波である>可視光
Re: (スコア:0)
100テラヘルツぐらいならへっちゃらだけどさ、1ペタヘルツぐらいの浴びると大変よ。
赤く焼けてくるから。
エクサヘルツの電磁波を多量に浴びると即死するからね。
いやもう危険だわ電磁波。禁止だな禁止!
24GHz帯って (スコア:0)
屋外で使えるんですか?
Re: (スコア:0)
道路照明灯に備え付けたりとかじゃないのかしら。
波長が短いので飛ばないのは数でカバーするとしか。
Re: (スコア:0)
その特性が5Gの筋が悪いところだな
企業施設向けがせいぜい
Re: (スコア:0)
多重化・接続方式の根本は4GのOFDMA系から変わってないので、容量を増やすにはもう単純に周波数帯域を増やすしかない。
ぶっちゃけ、400MHzクラスの帯域を確保するならそれ以上の周波数しか無理的な状況。
筋がよい悪いの話ではなく、それを生かすのが今後の通信技術に必要なもの。
むしろ筋が悪いのはコアネットワークの方。
3GPPの統制が利かなくなっているのでプロトコルがオプションだらけでカオス。
どこぞのキャリアが仮想化で機器調達を複数メーカーから容易に…とかのたまわってるが、
その実全く逆で特定の(1つとは限らないが)メーカーとべったりになって統制してもらわないと無理。
Re: (スコア:0)
いや筋悪いんだよ
またPHS並にアンテナたてるのはムリ