スマホの修理、メーカー非公認の店に頼むと電波法違反になる? 95
ストーリー by hylom
色々と面倒な 部門より
色々と面倒な 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
スマートフォンでよくあるトラブルとして液晶パネルの破損がある。補償等に加入していない場合、メーカー修理となりそれなりに高額な修理費用がかかってしまうのだが、最近ではそれらよりも格安で修理を行ったり、バッテリ交換などを請け負うお店が多数登場している。しかし、携帯電話のような電波を発する機器の場合、不正改造を行うと電波法違反となる。このような店舗での修理は不正改造に該当する可能性があることが指摘されている(毎日新聞)。
こういった状況の中、2015年4月に「登録修理業者制度」がスタートしたそうだ(ケータイWatch)。これは、総務大臣に対し登録を行った業者であれば、画面割れの修理や内蔵バッテリ交換、外装交換といった電波特性に影響を与えない修理・交換を行っても電波法違反にならないというものだ。
逆にいうと、もし自分で修理を行った場合でも、(もし自分が登録修理業者として登録をしていなければ)電波法違反に問われる可能性があるということだろうか。皆様ご注意を。
他にすることがあるだろう (スコア:1)
修理のために触ることで、無線機としての性能を変えてしまう可能性がゼロとは言い切れないけれど、電池の交換や液晶の交換をする業者が、50700円で総務省に登録したからといって、なにがどう変るのだ?
修理の度に修理業者の登録番号のシールが貼られるので、違法な無線機を見つけた時にその過去の追跡はし易くなる。その為に、業者の数×50700円。
総務省の業務が拡大して総務省の売り上げが増える。これは確実だ。
個人による自家的な修理をさせないことで、修理業者の売り上げが増える。否定はできないけれど。
修理業者の売り上げが増えると、修理に必要な知識や腕前も向上する。完全否定はできないけれど。
総務省には、こんな詰らない仕事じゃなくて、日本の携帯電話市場を現状とか、アナログテレビ電波の跡地とか、そういう処で仕事をして欲しい。
Re:他にすることがあるだろう (スコア:1)
なんで「他にすることがあるだろう」と言っちゃう人がいるんだろう?
ほかになにもやってないのではなくて、あなたには見えてないだけ。
Re:他にすることがあるだろう (スコア:1)
そりゃ「俺の意図する仕事をしてなければ、何もやってないのと同じ」という考えだからでしょ。
Re: (スコア:0)
いつから総務省がシングルタスクだと錯覚していた?
という茶々はともかく、自家的な修理ができない身としては、違法性のない
修理業者が増えるのは単純に利便性が向上すると思うのだが。
Re: (スコア:0)
ですよね
メーカー修理に出す場合、
・キャリアの窓口に並ぶのに時間がかかる
・高額
・時間がかかる
という三重苦なので修理業者は増えてほしいです
Re: (スコア:0)
三重苦?
一番目と三番目が重複してるのだが・・・
Re:他にすることがあるだろう (スコア:1)
1番目は、自分が拘束される時間の長さ。
3番目はそのデバイスを使えない期間の長さ。
1番目については、キャリアに『契約者ご本人様が~』という
杓子定規な対応をされがちなこともあるな。
Re: (スコア:0)
エスパーすると、窓口に並ぶ時間と修理(預けた後)の所要時間ではないだろうか。
Re: (スコア:0)
三番目は、
窓口に預ける→メーカー修理部署へ発送→修理実施→窓口返送→連絡受けて受領
の流れに時間かかりすぎじゃろってことだろ
Re: (スコア:0)
>日本の携帯電話市場を現状とか
難しい日本語だなぁ。
Re: (スコア:0)
利権を作るためじゃねーのー?(ホジホジ
Re: (スコア:0)
放送局の 電波利用料が安過ぎる。この一点だけで総務省が仕事をしていないのは明白。
Re: (スコア:0)
逆に言えば、放送局の電波利用料を高くすれば総務省は仕事しているって評価になるのか。
本当は、この一点で判断してる訳ではないよね。
Re: (スコア:0)
それは「逆」でなくて「裏」では。
#ちゃちゃです
Re: (スコア:0)
逆、裏は真とは限らない。
#チャチャです
Re:他にすることがあるだろう (スコア:1)
対偶の改善を要求する!
ハードとソフト (スコア:1)
スマホもハードとソフトで構成されてるし、電波法に絡むのがハード面だけならいいけど。
そのうちソフトにも守備範囲を広げられ、アプリ開発やインストールに設定変更まで許認可が必要になり、なんかするたびにチャリンチャリン♪ってなったりして。
#膨らむ妄想。
Re:ハードとソフト (スコア:1)
上の方でハード絡みの話しか出てこないのでそうだと思ってました。
ソフトでもそういうケースがあったんですか。
んじゃスマホアプリとかソフトに対しての電波法側からの許認可もそのうちあるかもね。
Re:ハードとソフト (スコア:1)
ハード的には対応してたのね。
Re:ハードとソフト (スコア:1)
ソフト上で制限掛けてる状態で技適(に相当する規格)を通したってことですね。
そういうの日本にもあるのかな。
Re:ハードとソフト (スコア:1)
調べてみたら、SONY製のものはまさにそれだと思います。
ただし、Global版で国内バンドを使用できるようにする、ってのが主流みたいですね。
ひょっとしたら、逆パターンもあるんでしょうか?そこまでは調べてません。
なんかおかしい (スコア:0)
これっておかしくね?
電波特性に影響を与えない修理・交換なんて、誰がやったって電波法違反にはならないでしょ。
なにしろ、電波特性に影響を与えないんだから。
2015年4月以降は、登録業者以外が行えば、たとえ電波特性に影響を与えない修理でも電波法違反になる、ってこと?
Re:なんかおかしい (スコア:1)
昔から許可なり登録なりされていないものが改造したら電波法違反
Re: (スコア:0)
どんな改造をしたら電波特性が変わるとか変わらないとか分からないからとにかく改造したら技適マークが無効になり、使用すると電波法違反
Re:なんかおかしい (スコア:1)
タレコミにも「外装交換といった電波特性に影響を与えない修理・交換」とあるけど、外装だって素材が変われば電波特性は変わるしね。
非純正のメッキ外装とか、たいていは出力が下がる方向だとは思うが……
Re: (スコア:0)
そゆことか。
登録制度が始まる前はOKだったのかと早合点してた。
ありがとう。
Re: (スコア:0)
誰がやっても良い状況で「電波特性に影響を与えていない」ってのをどう担保するの?
アンテナ交換とか昔流行っちゃったこともあるんだけど。
Re: (スコア:0)
「厳密に言えば」技適を取った機器を「改造」したら、技適を取りなおさないと、技適を取ってないのと同じことだ。
技適を取ってるから電波法違反にならない機器だ、という前提が崩れるということ。
要は、今までは自分で電波には関わらない修理したスマホを使ってても、警察にもしもしそれ改造スマホですねと言われる可能性がないわけではなかったと(婉曲表現)。
修理は改造なのか? (スコア:0)
元コメは修理が改造にあたるのか?
との疑問でしょう。
修理が改造にあたるのであれば、
以前、車のストップランプが切れたので電球を交換したことがありますが
これも改造にあたるのかも気になります。
さらには、スマホケースも電波に影響与えそうな改造な気がしますが。
誰かおしえて。
Re:なんかおかしい (スコア:1)
飲酒で判断や反応が遅くなるのは既知の事実です。電気工事士は筆記試験や実技試験を課すことで安全を図っています。
今回の場合、登録料を払って登録するだけです。業者の知識や技能を問いません。つまり、従来からの「修理」で無線機としての不具合は発生しないという前提です。
危ないヤツらの言い分を認める必要はありませんが、今回の登録制は、国が許認可の利権を増やしたいだけに見えてしまいます。
従来のグレーゾーンの業者に対し、ミカジメ料払えば赦してやると言っている訳です。表示部や電池の交換など予め「白」の修理範囲を公開すればグレーゾーンは無くせます。その上で「黒」の範囲=無線機としての特性に手を付けた場合の処罰を厳正に問うのが筋ではないでしょうか。
Re:なんかおかしい (スコア:1)
グレーゾーンを黒として切り捨てるのではなく、業者なら無理の無い程度の登録料で事業の継続を赦す。さらに修理の履歴を辿れるようにする。というのは、落し処として上手いと思います、さすが日本の官僚だと思います。
しかし・・・。
今時の携帯電話だと、表示部や電池や外装やボタンなどの機構部品などが、その価値の多くを担っています。どうして予め電波に無関係な部分のみをリスト化して、その部分の修理なら「白」だと宣言するような方法を取れなかったのでしょう。その上で無線モジュールとアンテナにだけは、修理といえどもちょっかいを出すなよと。
ここからが私の本音ですが、現在のスマホは多機能で携帯可能な小さなコンピュータです。そしてコンピュータの値打ちというのはその柔軟性にあります。電池を大容量の物に代える、表示を高解像度の物に代える、アプリケーションプロセッサを代える、防水加工を施す、そうやってスマホの機能をさらに高めるとか長く使う、そんな自由こそが今の閉塞した日本の携帯電話には必要なのではないでしょうか?
Re:なんかおかしい (スコア:1)
Google Ara みたいな、お上品な物でなく、今、目の前にスマホの不具合を自前で解消するために手を入れた物、草の根的なものです。例えば電池だけの大容量化といった変更なら効率の低下はかなりましでしょう。
それに、新しい使い方を探るユーザーにとっての効率を上げるための試みですから、それが現時点での平均的ユーザーにとって非効率であっても問題ないですね。
Re:なんかおかしい (スコア:1)
今までのグレーゾーンの修理の範囲(電池とか表示とか外装)に限定して、電波法の適用外だと総務省が宣言しても、スマホの価格が何倍にもならないでしょう。
電波法の適用外の部分で、新しい使い方を工夫する人の費用は、当然当人が持つ開発費用です。
Re:なんかおかしい (スコア:1)
今の日本なら、修理と称して携帯電話の無線出力を勝手に上げたりされる心配はほぼありません。
なのに、どうして規制緩和の方向へ進まず、新しい規制を作る方向に進むのか?
利権を作って国民から収奪するのが、官僚の仕事なのか?
国民によりよいサービスを提供するのが仕事じゃなかったのか?
面倒がって何もしないことが役所の仕事なのか?
役所が楽をするために規制を増やすのが仕事なのか?
面倒臭さがらずにとっとと本当の仕事をしろよ。
Re:なんかおかしい (スコア:1)
登録に技術的な担保はありません、追跡性を上げることで違反を防ぐ担保としています。しかし今の日本の携帯の修理屋が無線部分の改造に手を出すとは思えません。
今まではグレーゾーンだった電池や表示や外装に関しては、電波法の適用外だと、はっきりと白だと総務省が宣言するところまで、どうして緩和できないのでしょう。
Re:なんかおかしい (スコア:1)
> 今回のところはGJといいたいです。
色々な方面を見渡して、皆が少々の不満があっても、ほぼ皆が受け容れ可能であるという点で、たしかに良く出来た対応だと思います。日本の官僚の優秀さの表れだと思います。
しかし何だか、器用貧乏というか、精緻なシステムに仕上げ過ぎて、局所解に留まるというか進化の袋小路へ入り込む、そんな過程に見えるのです。
修理と改造は違うのではないですか? (スコア:0)
法規上は中を開けただけで改造になるのでしょうか?
普通の感覚だと壊れた部品を交換するだけなら修理で、
違う部品に変えたり構造を変更するなら改造だと思うのですが。
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:1)
それが同じ部品で同じ電波特性を有すると誰が担保してくれるのでしょうか?
※取説に「○○用」と書いてある程度では全くの不足です。
結局は交換後の機器が技適の範囲に収まることを交換者が証明できなければ
技適から外れます。その意味では修理でも改造でも同じです。
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:1)
※取説に「○○用」と書いてある程度では全くの不足です。
例えばガラケー用の交換電池を電話会社が売ってますが、技適の範囲外って事は無いですよね。
機器が交換を想定して技適を取得しているという解釈で良いのでしょうか。
となると、修理しやすいスマホという特徴持った製品を作ることも...
#たぶん売れない
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:2)
アマチュア無線の頃の記憶を掘り起こすと、
発信機と終段管が技適の対象だった記憶が。
アンテナは技適の範囲じゃなくて、コネクタまで何ワット来ているかとかが焦点だったような。
バッテリーはコネクタにより結合されてて、その交換が発信機などに影響を与えない問前提があるんですよね。
アマチュア無線機のアンテナ交換も同じで。
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:2)
というのも、技適ってのは、
・その通信機自体の回路が電気的に問題がないか。
・考えうる物損事象を受けても、機能を維持し、かつ安全に機能を停止できるか。
これらを踏まえた上で、
・高周波回路が規定の性能が支持されているか。
・不用な輻射、ノイズを所定水準以下で、かつ、これ等が変動することがないか
さらに機器からの電磁波・ノイズの影響が100m半径での解放空間で、人体・電子機器・燃焼機器・可燃物に影響がないかに及びます。
技適が変わったわけではなく、携帯電話の集積化で機器その物を包括的に無線送信設備とみなして発効しています。
よって、ガラスの張り替え・筐体の矯正・バッテリー交換のいずれも保守指定者以外が触れることは、技適に対する構造変更の対象となるため再検査が必要になります。
iPhone・スマホはノイズや輻射防止の構造要件として、電子回路から直近の金属部品(磁性・非磁性問わず)のクリアランスまで規定されています。
当然ですがリチウムバッテリーの温度管理で貼られているフィルムやシート類も技適の規制部品です。
で、iPhoneの前例が、モノコック構造のフレームによる製品の出荷状態を、電子機器ではなく1つのモジュールとして日本のお役所のご機嫌取りをやってしまったんで、分解状態での技適の通過経歴がありません。
初期はiPodにセルラー通信機を組み合わせたという構造審査でクリアーしていましたが、欧米の法規に合わせて構造が変わってしまったため、分解状態での個別審査は上位の法規をクリアーしているからという政治的判定で、その状態で一般で使われることがない修理は専門の事業者が、規定をクリアーした拠点で行うという前提で日本に導入されています。
iPhone特例のままでは示しがつかないという背景で、スマホ・タブレットも、一律この方法で技適の適用を行っているのが現状と言うとこです。
それにガラケーの場合、スマホと比べると技適の範囲が恐ろしく狭い範疇です。
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:2)
W-SIMはあのモジュールで技適取ってるの。だからモジュールを分解した後で電波出したら違反。
携帯端末は、端末の状態で技適取ってるの。だから端末をバラしたらアカンということ。
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:1)
当然ですが、電波を扱うのが W-SIM と Wi-Fiモジュールなんで、技適の適応範囲はこれだけになります。
Re:修理と改造は違うのではないですか? (スコア:2)
逆です。
今までは「我が社はこれこれこんな風にして技適の範囲に収める能力/設備/etc.を確立している」と証明できた事業者だけが登録できました(認証取扱業者)。
今回のは、それを「電波特性に関係がないことが明らかな部品についてはそこまで求めなくてもいいんじゃね」と変更したものです。
Re: (スコア:0)
昔、電話機をモジュラージャックにさすだけでも資格が必要だった時代もあるわけで、
法律の規制なんてそんなもんって気も。
モジュラージャックにさすだけなら資格不要 (スコア:1)
黒電話の時代と勘違いしてないか?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E9%80%9A%E4%BF%A1%E... [wikipedia.org]
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
モジュラージャックによる電話機の回線への接続が可能になったのは電電公社がNTTになり、電話機の売り切りが可能になったのと同時で、そのときにその作業は工担資格不要になったから「電話機をモジュラージャックに挿すだけ」の作業に工担資格が必要だった時代などないが?
「ローゼットへの接続」と「モジュラージャックに挿す」を混同してないか?
Re:こっそり (スコア:1)
制度の説明にもありますが、登録業者は端末の修理に際し
が義務付けられています。
「登録」は免罪符ではなく、不正修理端末のトレーサビリティを確保する手段です。
Re:こっそり (スコア:1)
どうせ悪い奴は悪いことをするのだから法律や制度なんて無駄、というご意見でしょうか?
私の周囲には(比較的)真面目に社会や顧客に向き合う人たちが多いのですが、きっとこれはごく限られた幸福な環境なのでしょうね。
Re:こっそり (スコア:1)
ご丁寧にありがとうございます。
おっしゃる通り、この制度で不正端末が排除できてみんなハッピー、というのは楽観的にすぎると私も考えます。
罰則の強化だけでなく、登録の定期更新制や抜き打ち検査など、実効性の維持には引き続き努力が必要だと思います。