米でも携帯電話に「脳腫瘍のリスク」表記を義務付ける法案協議へ 24
ストーリー by Oliver
注意書きマニュアル厚50cm 部門より
注意書きマニュアル厚50cm 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
携帯電話に「脳腫瘍を引き起こす恐れがある」との警告表記を義務付ける法案が米メイン州で協議にかけられるそうだ(本家/.記事より)。
欧州議会では携帯電話の健康上のリスクに対して政府が取り組むよう提唱する決議が可決されたそうだが、米国ではこのような指針を取っている州はまだない。メイン州で協議される法案では携帯電話に「電磁波による脳腫瘍のリスクに関する警告表記」を義務付けるものであり、可決されれば米国初の警告表記となるそうだ。警告では特に子供や妊娠中の女性において携帯端末を頭や身体から離すよう勧告されるという。
なお、携帯電話の電磁波が脳腫瘍のリスクを高めるという説は科学者の間でも意見が分かれており、また業界やメーカーはこの説を否定しているとのこと。
サンフランシスコ市でも同様の動きがあるそうだ。その一方で、最近発表された1974年~2003年の北欧4ヵ国での脳腫瘍発生率の学術調査では、携帯電話が普及を始めた1990年代中頃以降で5-10年の使用期間が過ぎた1998年~2003年において、脳腫瘍の発生率に関するトレンドに特に変化が見られなかったそうだ。調査の著者達は、携帯電話の影響がないか、統計に現れない程微小であるか、5-10年の使用期間では影響がないか、それとも影響があるとしても限定された腫瘍タイプや使用者に限らる、と考えられる結論付けている。
4~5年前に説明書に書いてあった (スコア:4, おもしろおかしい)
どこのメーカ・キャリアか忘れたけど、数年前に米国の端末を利用したときに既に書いてあったからとっくに義務化されてるのかと思ってたが、違うんだね。
そのときの説明がまたイカシテルんだ。
「脳腫瘍のリスクがあるため安全にお使いいただくためには、頭から1.5m以上はなしてください。」
的な内容で、どないせーっちゅうんじゃ!と思った記憶がある x-(
PL法絡みであるがやはり米国で、キャンプなどで使うBBQコンロ(グリルに長足4本ついてるやつ)を室内で使い、自宅が火事になったという裁判では、説明書にしっかり屋内で使うなという注意書きがあったにもかかわらず、フォントサイズが規定より1ポイント小さいという理由でメーカが負ける国だからなぁ…。
Re:4~5年前に説明書に書いてあった (スコア:2, おもしろおかしい)
「もちろん買った。でもそいつの説明書に
『脳腫瘍のリスクがあるため安全にお使いいただくためには、頭から50cm以上はなしてください』
って書いてあったんだ」
「じゃあ有線のヘッドセットかい」
「もちろん買った。でもそいつの説明書に
『脳腫瘍のリスクがあるため安全にお使いいただくためには、頭から5cm以上はなしてください』
って書いてあったんだ」
「じゃあスピーカーホンモードしかないな」
「そうしてる。マイクが遠くなるんでメガホンを持ち歩いているよ」
エチルコーポレーション事件後遺症 (スコア:4, 興味深い)
米国では有鉛ガソリンに用いられる猛毒のテトラエチル鉛類を、スタンダードオイルとGMが
1968年まで、デュポンは1924年に工場作業員の死亡により事業から撤退したにも関わらず
実に半世紀近く独占企業力を存分に発揮し、大規模な鉛中毒が60年初頭に発生したにも拘らず
メディアに圧力を加えたり、提灯ライターに他原因論を書かせ健康被害を拡大させたという事例があるからですね。
1945年までは戦時下でやむをえなかったでしょうが、本来改質でオクタン価をあげるべきところをけちって
有毒添加剤を使わせていたという不信感が訴訟を呼び、厳しいPL法の成立につながりました。
タバコや酒よりもリスクは少ないと思われますし、馬鹿避けもありますが、こういう一面があることも
考慮に入れないといけません。
健康グッズ (スコア:3, おもしろおかしい)
あれ? (スコア:2, 興味深い)
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
極論は (スコア:2)
生きていることは健康を害するリスクを負うことになります
とかならない?
この場合の製造者責任は両親にあるのかな?
# 市場流出した不良品だけどID
さあ、民主党は今すぐ (スコア:1)
#煙草買うより薬屋でニコレット買うほうが安いんじゃ
#「おれは煙草をやめるぞ!ジョジョー!!」なのでID
Re: (スコア:0)
電気こたつとか (スコア:1)
・電気毛布は体にかけないで使用してください
・電気カーペットの上には座らないでください
・電気こたつには入らないで使用してください
消費電力は携帯電話の比ではないけど、電磁波にもいろいろあるし強度も様々。
そのうち説明書の大半が、使用制限の文章で埋め尽くされるのも近いのか。
まあどんなに脅迫的警告が書かれてても、こたつだけは、やめられないけどね。
Re: (スコア:0)
Re:電気こたつとか (スコア:1)
確かカーペットなどに含まれる有機溶剤が加熱される事によって気化し、それを吸引した生物に健康被害が発生する恐れがあるんだっけ?
ふと思い立って月の通話時間を調べてみた (スコア:1)
だいたい五分以下…
というか通話の無い月も…
自分は気にしなくてもいいみたいです。
どうしても気になる方はBTヘッドセットなど如何でしょうか。あれなら格段に低出力です。
Re: (スコア:0)
Re:ふと思い立って月の通話時間を調べてみた (スコア:1)
テクノロジーは恐怖ともに (スコア:1, すばらしい洞察)
前近代において恐怖とは、地震や疫病、風水害など「目に見える」形で襲ってくるものであった。
現代においては難解なテクニカルタームとともに、長期的、潜在的なリスクとして「見えにくい」形で訪れる。
# 過剰防衛気味になるのも仕方ないかも
煙草の箱みたいに (スコア:1)
それとも60秒に1回「脳腫瘍!」と画面に表示するか...
明記は必須 (スコア:0)
やっぱり明記しないとまずいよね、主要なリスクだし。(腫瘍だけに)
Re: (スコア:0)
最大のリスク (スコア:0)
リスクがあることを思い当たる限り全て表記しなければならないリスク
Re: (スコア:0)
しかし「あらゆるリスク(any risks)」と書かずそこそこ具体的に書かないといけないという...
お菓子の袋の裏面とかペットボトルのラベルとかよく詰め込んでるなあとは思うけど、電器製品の取扱説明書は物によって半分以上が注意書きだからもっと困る。
悪魔の証明。 (スコア:0)
>携帯電話の影響がないか、統計に現れない程微小であるか、5-10年の使用期間では影響がないか、それとも影響があるとしても限定された腫瘍タイプや使用者に限らる、と考えられる結論付けている。
そもそも
>統計的に現れないほど微小
ならば、本質的に無害といえるでしょうし(極めて稀なアレルギー物質みたいなもの)
>影響があるとして限定された腫瘍タイプや使用者に限られる
としても統計的に検出できない程度の因果関係であれば、その他の原因を探るのが筋でしょう。
>5-10年の使用期間では影響がない
というところがもう少し長く統計を取らなくてはわからないかもしれませんが、
20年-30年となると他の原因との切り分けが難しくなりそうです。
寿命を超える位になると、まったく無害と言い切っていいでしょうしね
われわれが自然界から受けている放射線だって当然有害でしょうが、寿命に影響しないレベルだから無害なわけで。
それでもまったく影響がないとはいえないあたりに、件の論文の執筆者の苦悩が見られます。
科学にたいして真摯な姿勢を貫くとこういう表現になるのでしょうが、まさに悪魔の証明ですよね。これって。
使用後十年以内の脳腫瘍発生傾向がないのは当然。問題は十年後 (スコア:0)
Re:日本人の知能がこれだけ低下しているのを見れば害は明らか (スコア:1, おもしろおかしい)