総務省、MVNOでも発番可能に。電気通信事業法施行規則などを改正する方針 18
改正 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
Apple は 17 日、次世代 SoC である M2 Pro と M2 Max およびこれらのチップを搭載する MacBook Pro と Mac mini を発表した (プレスリリース: M2 Pro / M2 Max、 新 MacBook Pro、 新 Mac mini)。
M2 Pro は高い電力効率でパワフルな M2 チップをスケールアップしたもので、最大 12 コアの CPU と最大 19 コアの GPU、最大 32 GB の高速ユニファイドメモリを実現する。M2 Max の CPU コア数は M2 Pro と同じく 12 コアだが、GPU コアは最大 38 となり、2 倍のユニファイドメモリ帯域と最大 96 GB のユニファイドメモリを実現する。これにより、M2 Max はプロ向けノートブック用として世界で最もパワフルで電力効率の高いチップになっているとのこと。
同日発表された新 MacBook Pro は M1 Pro/M1 Max を搭載した従来の 14 インチ / 16 インチ MacBook Pro を置き換えるもので、本体は従来モデルと同サイズになっている。重量は搭載チップによって従来モデルよりも重いものと軽いものがある。価格は 14 インチの M2 Pro モデルが税込 288,800 円から、M2 Max モデルが税込 448,800 円から。16 インチの M2 Pro モデルは税込 348,800 円から、M2 Max モデルは税込 498,800 円からとなる (製品情報)。
新 Mac mini は M2 または M2 Pro を 搭載し、価格は M2 モデルが税込 84,800 円から、M2 Pro モデルが税込 184,800 円からとなっている (製品情報)。新 MacBook Pro、新 Mac mini ともに 2 月 3 日発売で、既に予約注文を受け付けている。
Apple が 3 月から主なデバイスの保証対象外バッテリーサービス料金を世界各国で値上げすると予告している (Apple の修理サービスページ: iPhone、 Mac、 iPad、 Mac Rumors の記事、 The Register の記事、 Ars Technica の記事)。
日本では iPhone 14 より前の iPhone 全モデルで 3,000円 値上げ、MacBook Air 全モデルで 8,200 円値上げ、MacBook と MacBook Pro の全モデルで 13,700 円値上げ、iPad mini / Air 全モデルと現行モデル以外の iPad Pro で 3,800 円値上げとなる。米国では iPhone の保証対象外バッテリーサービス料金とセルフサービス修理プログラムのバッテリー代金 (返送による値引き前) が現在のところ同額になっているが、バッテリーサービス料金は 20 ドル値上げとなる。
なお、iPad の値上げ対象モデルは「iPad Pro 12.9 インチ (第 5 世代以前)、iPad Pro 11 インチ (第 3 世代以前)、iPad Pro 10.5 インチ、iPad Pro 9.7 インチ、iPad mini (第 6 世代以前)、iPad Air (第 5 世代以前)」という複雑な表記になっている。3 月 1 日までにラインナップが変わる可能性もあるのだろうか。
英国・ドンカスターの診療所 Askern Medical Practice がクリスマス前の 12 月 23 日、末期がん患者に関連した SMS を 8,000 人近い登録患者に誤って送信し、検査結果を待つ患者をひどく驚かせたそうだ (Askern Medical Practice の Facebook 記事、 ニュース記事、 The Register の記事、 BBC News の記事)。
SMS の内容は末期患者が迅速に給付を受けられるようにする DS1500 フォームの提出を指示するもので、診断内容は転移もある進行性の肺がんとなっている。その後、誤りに気付いた診療所は取り消しと謝罪の SMS を送信していたが、1 月 2 日になって Facebook で、4 日には公式サイトで改めて謝罪のメッセージを公開した。それによるとコンピューターに関連した問題ではあるものの管理スタッフによるミスが原因で、データ侵害は起きていないという。そもそもメッセージは患者のサポートを担当する管理スタッフ間でのやりとりであり、患者にあてたものではないようだ。
複数の米大学のメンバーによる研究グループがスマートフォンのモーションセンサーを用い、通話中のイヤースピーカーの振動から通話相手や内容を読み取る手法「EarSpy」の研究成果を発表している (論文アブストラクト、 HackRead の記事、 Android Police の記事)。
モーションセンサーは権限の明示的な許可を得ることなく利用できるため、さまざまなサイドチャネル攻撃手法の研究が行われている。出力の小さいイヤースピーカーの振動をモーションセンサーで読み取ることは難しいと考えられていたが、最近のステレオスピーカー搭載モデルでは イヤースピーカーを 2 つ目のラウドスピーカーと兼用できるようにしているものもある。実際にイヤースピーカーとして使用する時には出力を抑えることになるが、それでもステレオスピーカーを搭載しないモデルと比べて加速度計で読み取れる情報が多くなっているという。
研究グループでは一般公開されている発話データセットを用い、古典的な機械学習アルゴリズム、新たに開発した畳み込みニューラルネットワークに学習させて性別や話者、発話内容の検出を実行している。使用スマートフォンはいずれもステレオスピーカーを搭載する OnePlus 7T と OnePlus 9 の 2 機種だ。その結果、性別は最高 98.66 %、話者は最高 92.6 % の正確さで認識可能であり、発話内容 (0 ~ 9 の数字を英語で発音したもの) も最高 56.42 % の正確さで認識できたそうだ。Android 12 以降ではモーションセンサーのデータのリフレッシュレートがデフォルトで 200 Hz に制限されており、より高いリフレッシュレートでの読み取りには権限の許可を得る必要がある。しかし、制限された状態でも性別の検出は 90.97 % の正確さが得られたとのことだ。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家