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地図は真北コンパスは磁北
地図について地図を磁北にするには、変態的な実装が必要。よほど変態的な用途でない限り、真北で描かれる。・・・地磁気は場所によって異なっており、場所によって偏角のパラメータを変えれば、磁北の地図を描くことはできる。偏角のパラメータはこんな感じhttps://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/menu03_magnetic_chart.html [gsi.go.jp]船ではいざというときに磁気コンパスを使うため、海図には真方位に併せて磁方位を容易に読み取れるコンパスローズ [google.com]が描かれている
コンパスについて・GPSコンパス(真北):複数のGPS受信機を設置し、それらの間を基線として方位を求めるので、1個のスマホの中には実装できない・ジャイロコンパス(真北):地球の自転軸を基準とした北を指す。30cm立方、30kg程度の装置で、起動して静定するまでに時間を要し、人が持ち運ぶものではない。・磁気コンパス(磁北):旭化成の磁気センサー [akm.com]等、スマホに実装できる。磁気コンパスは、装置一式(あるいは船1隻)の中の磁気分布が影響して、自差が生じる。スマホであれば、8の字操作をして補正する(自差のパラメーターを集めるのかな)。船では、磁石や高透磁率合金を添わせて自差を修正し、さらに方位毎の残存自差をプロットした自差表を備えおく。スマホの磁気コンパスは、もっともらしい分解能で値を出してくれるが、精度は全くあてにならない。GoogleMapで扇形のマークを示すのは、良心的だと思う。
コンパスが磁北を指すには近くに鉄骨だとかがないことが条件なので、街中などでは難しいです。船舶ではどうしているのだろう。
土地家屋調査士 [wikipedia.org]に地積測量図 [wikipedia.org]を作ってもらったら磁北とも1度以上ずれていましたが、コンパスの指す北でいいことになっていると言われました。
大きい船だと普段はジャイロコンパスを使っていますね。予備の磁気コンパスもありますが、両脇についている磁石と軟鉄が入った箱を使って船体から受ける影響(自差)が打ち消されるようあらかじめ修正しておきます。
スマホの地図は真北基準で表示し、磁気コンパスの取得情報も偏差を補正して表示しているのに、スマホのの地図アプリは、たいてい、東西南北の表示に方位磁針のアイコンが使われてる、というのが混乱の原因というか諸悪の根源かなと思う。磁北ではなく真北を基準に表示するなら、東西南北の表示は方位記号(北向きの十字矢印)を使うべき。
スマホ2台を2人が1台づつもって、紐をピンとはって50メートルくらい離れて測定する方式にすればGPSコンパスで計算できそう。
もしかして、普通にアプリでの実装も可能なんじゃないかな。
今だったら、スマホカメラで太陽や月や星空を撮影して、現在時刻からカメラの方位を算出表示するのは可能では?
おそらく元コメ氏は、たとえば真北に向かって一直線に伸びている道路(普通の地図なら当然一直線)を、各地点での磁北に合わせて描く(結果、ウネウネする)ような事を想定しているのではないか
そんな地図、欲しくなるに決まってるじゃないか
なるほど、時刻・緯経度はGPSを、水平確認は加速度センサを信用すれば一応実現できるのか。
以前に、時刻と水平確認のみ自動で、緯経度は手入力、鉛直に立てたスタイラスを太陽の影方向にスライドさせると真北を表示、というアプリ(?)は書いたことはあるので、大変そうなのは画像処理だけか。
とはいうものの、精度を得るには均時差(南中時刻が季節で変化)・大気差(屈折率が大気の影響で変化)などの補正が要る。さらに画像処理を使うならレンズの収差の補正も必要。後者は結構面倒そうで、影を人手で入力のほうが精度が高かったりして。
そもそも屋内や曇・雨・雪で全く使えないということで、実用には無理がある。(誰も思っていないって)
筐体のエッジを照準線にして六分儀に、とか……
近似差と大気差はデータを補間で良いのでは
レンズ収差?チャートでも印刷させて撮影か、離れたビルでも撮るか?よく知られた建物や風景ならなんとかなりそうだが(実装は大変そうですね
ジャイロコンパスについて、最近は小型化が進んできてますね。光学式のレーザージャイロの小型化、MEMSジャイロの高精度化の両方が進んできて、1cm立方台とどちらも自動運転車に搭載できるレベルまでになってます。消費電力の問題でスマホに搭載するのは当面難しいですが。
スマホに搭載されるジャイロも、自転を検出できるほどではないですが性能向上してます。屋外だとGPSとジャイロ+加速度の慣性航法で方角推定したほうが、既に電子コンパスより精度高いかもしれない。
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地図とコンパスの偏角の問題が混在している (スコア:4, 参考になる)
地図は真北
コンパスは磁北
地図について
地図を磁北にするには、変態的な実装が必要。
よほど変態的な用途でない限り、真北で描かれる。・・・地磁気は場所によって異なっており、場所によって偏角のパラメータを変えれば、磁北の地図を描くことはできる。
偏角のパラメータはこんな感じ
https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/menu03_magnetic_chart.html [gsi.go.jp]
船ではいざというときに磁気コンパスを使うため、海図には真方位に併せて磁方位を容易に読み取れるコンパスローズ [google.com]が描かれている
コンパスについて
・GPSコンパス(真北):複数のGPS受信機を設置し、それらの間を基線として方位を求めるので、1個のスマホの中には実装できない
・ジャイロコンパス(真北):地球の自転軸を基準とした北を指す。30cm立方、30kg程度の装置で、起動して静定するまでに時間を要し、人が持ち運ぶものではない。
・磁気コンパス(磁北):旭化成の磁気センサー [akm.com]等、スマホに実装できる。
磁気コンパスは、装置一式(あるいは船1隻)の中の磁気分布が影響して、自差が生じる。スマホであれば、8の字操作をして補正する(自差のパラメーターを集めるのかな)。船では、磁石や高透磁率合金を添わせて自差を修正し、さらに方位毎の残存自差をプロットした自差表を備えおく。
スマホの磁気コンパスは、もっともらしい分解能で値を出してくれるが、精度は全くあてにならない。GoogleMapで扇形のマークを示すのは、良心的だと思う。
Re:地図とコンパスの偏角の問題が混在している (スコア:2)
地図は真北
コンパスは磁北
コンパスが磁北を指すには近くに鉄骨だとかがないことが条件なので、街中などでは難しいです。船舶ではどうしているのだろう。
土地家屋調査士 [wikipedia.org]に地積測量図 [wikipedia.org]を作ってもらったら磁北とも1度以上ずれていましたが、コンパスの指す北でいいことになっていると言われました。
Re: (スコア:0)
大きい船だと普段はジャイロコンパスを使っていますね。
予備の磁気コンパスもありますが、両脇についている磁石と軟鉄が入った箱を使って船体から受ける影響(自差)が打ち消されるようあらかじめ修正しておきます。
Re:地図とコンパスの偏角の問題が混在している (スコア:1)
スマホの地図は真北基準で表示し、磁気コンパスの取得情報も偏差を補正して表示しているのに、
スマホのの地図アプリは、たいてい、東西南北の表示に方位磁針のアイコンが使われてる、
というのが混乱の原因というか諸悪の根源かなと思う。
磁北ではなく真北を基準に表示するなら、東西南北の表示は方位記号(北向きの十字矢印)を使うべき。
Re:地図とコンパスの偏角の問題が混在している (スコア:1)
スマホ2台を2人が1台づつもって、紐をピンとはって50メートルくらい離れて測定する方式にすればGPSコンパスで計算できそう。
もしかして、普通にアプリでの実装も可能なんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
今だったら、スマホカメラで太陽や月や星空を撮影して、現在時刻からカメラの方位を算出表示するのは可能では?
Re: (スコア:0)
おそらく元コメ氏は、たとえば真北に向かって一直線に伸びている道路(普通の地図なら当然一直線)を、
各地点での磁北に合わせて描く(結果、ウネウネする)ような事を想定しているのではないか
そんな地図、欲しくなるに決まってるじゃないか
磁石レスコンパス (スコア:0)
なるほど、時刻・緯経度はGPSを、水平確認は加速度センサを信用すれば一応実現できるのか。
以前に、時刻と水平確認のみ自動で、緯経度は手入力、鉛直に立てたスタイラスを太陽の影方向にスライドさせると真北を表示、というアプリ(?)は書いたことはあるので、大変そうなのは画像処理だけか。
とはいうものの、精度を得るには均時差(南中時刻が季節で変化)・大気差(屈折率が大気の影響で変化)などの補正が要る。さらに画像処理を使うならレンズの収差の補正も必要。後者は結構面倒そうで、影を人手で入力のほうが精度が高かったりして。
そもそも屋内や曇・雨・雪で全く使えないということで、実用には無理がある。(誰も思っていないって)
Re:磁石レスコンパス (スコア:2)
筐体のエッジを照準線にして六分儀に、とか……
Re: (スコア:0)
近似差と大気差はデータを補間で良いのでは
レンズ収差?チャートでも印刷させて撮影か、離れたビルでも撮るか?よく知られた建物や風景ならなんとかなりそうだが(実装は大変そうですね
Re: (スコア:0)
ジャイロコンパスについて、最近は小型化が進んできてますね。
光学式のレーザージャイロの小型化、MEMSジャイロの高精度化の両方が進んできて、1cm立方台とどちらも自動運転車に搭載できるレベルまでになってます。
消費電力の問題でスマホに搭載するのは当面難しいですが。
スマホに搭載されるジャイロも、自転を検出できるほどではないですが性能向上してます。
屋外だとGPSとジャイロ+加速度の慣性航法で方角推定したほうが、既に電子コンパスより精度高いかもしれない。