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そして格安じゃなくなる。もし回線接続料を上げることに総務省がノーと言えば、回線提供をやめるだけ。
遅いから安いは私はアリです。基準(例えば「平均してMNOの8割」みたいな)はオープンにして欲しいですが。
いやさぁ・・・
回線にかかる費用はキャリアもMVNOも同額キャリアは大手だから人件費も高いしサービス店を実店舗として用意するし他にもサービス色々満載だから料金が高くなるMVNOはキャリアよりは人件費安いし通信だけだから安い
そういう単純な話なのに何故か「MVNOは回線にかける費用を安くしてる代わりに速度も遅い。だから安い」ってことにしたがるんだよねこの手の人たちの中では「MVNOは不当に安い料金で回線を使用しているので、対抗措置として速度制限している」ということらしい
"フルMVNO"を名乗ってるIIJ以外のMVNOは交換機もデータベースも何一つ自前で持っていなくて、交換機や加入者DBやあれこれを通過した後の、ドコモのコアネットワークを出てインターネットに出ていくところの課金ゲートウェイから自社のルータまでVPNを張ってるだけだから、回線にかかわる費用構造は大きく違うよ。確か1000万円/10Mbps/mo.だったかな?
一般のライトMVNOが保有しているのはこのPGW/GGSN [slidesharecdn.com]から後だけ。上に通信制御とか書いてあるのは携帯網の中での認証や課金処理を行った後で、例えばAPNには繋がるけどインターネットには出してもらえない、とかIPのレベルで制御できるってだけで。ほとんどの機能はMVNOが利用者としてキャリアに依頼してキャリアの機器を操作してもらって実現している。通話なんか完全にキャリアのシステムで完結してる。MVNOは請求書通りにキャリアへ振り込むだけの権限しか無い。
で、この1000万円/10Mbps/mo. = 3.3TB/mo. @ 10Mbps max. の卸売契約を何口買って何人に薄めるかってのがライトMVNOのキモ。100Mbps常時使い放題を保証したら月額1億円になっちゃう。例えば月1GBに制限して3300人に薄めれば月額3030円。33,000人に薄めれば303円。全契約者が同時に一斉に通信した場合のピーク速度はそれぞれ10Mbps、1Mbps、100kbps。ここから「月100MBしか使わない人が何%、2GB使う人が何%、ピーク時の同時利用者は何人」と見込みを立てて「使い放題2000円」「業界一の速度!」にしたりする。
実際に使えるのは3.3TB/mo.ではなくて10Mbps/mo.なので、月積算割り当て量を水増しして契約帯域を絞ると収益性がよくなる。こうして「10GB使い放題、業界最速、ただしラッシュ時間帯は実質通信不能」という典型的MVNOが生まれる。一方のMNOは自分で自分に課金するのだから、契約をケチってラッシュ時間帯にリミッターに当たることなど無い。
おわかりかな?
http://www.sankei.com/economy/news/170323/ecn1703230003-n1.html [sankei.com]
関係者によると、2月に改正された総務省令に基づく新算定方式で、仮想移動体通信事業者(MVNO)向けのデータ通信接続料を試算したところ、ドコモが毎秒10メガ(メガは100万)ビット当たり約67万円▽KDDIが同約87万円▽ソフトバンクが同約94万円-になったもようだ。27年度はドコモが同約79万円▽KDDIは同約97万円▽ソフトバンクは同約117万円-だった。
MVNOの多くはdocomo回線で、10Mbpsだと1000万円ではなく79万円だよ。
単純に「ギガの価格」(1GBの単価)を計算すると、3030円ではなく240円ね。
MNOのdocomoの場合、ウルトラデータLLパックが30GBで8000円。これをもしMVNOで実現すると、docomoに支払う原価だけで7200円にもなってしまう。
原価率が100%越えではないものの100%に近いので、こんな原価率ではやっていけるはずもなく、MVNOでは大容量プランは弱いそのため、大容量が欲しければMNO一択になっている
ちなみに、MVNOで7200円以下の価格の30GBプランというのがあるかもしれないけど、卸売単価から計算するに原価以下での提供となるので、MVNO会社が赤字にしないためにはユーザを詰め込むほかないので、回線が遅すぎてピーク時は動画もまともに見れないなどで実質的には30GBを使いきれない糞プランということになる(深夜の空いている時間とかも通信し続けば使い切れるかもしれないけど現実的な利用では無理)
元コメの10Mbpsあたり1000万円はかなり古い数字だったみたいだな。すまん。
ともあれ、(ライト)MVNOとは原価以下で帯域を宣伝し、通信不能で炎上しないラインを読みながらユーザを詰め込んで成立させる金融スキームだ、というのが元コメの主張なので、そこは同意いただけたようで何より。
契約をケチって回線がパンクすることはありませんが設備投資費をケチって回線がパンクすることはあります設備費が必要十分丁度がベストなのでそこを狙って外すとパンク
モバイルネットワークの通信量がずっと右肩上がりなので延々設備投資していかないとパンク=企業の死が来る。ずっと価格据え置きだと設備投資できずに詰むのでいつまで保てるのか。
今回の事案がサブブランドけしからん!ならともかく、MNOとMVNOの差別だったら笑うしか無い。総務省が代わりに鉄塔立ててやるのか?
ちょっと待ってほしいフルMVNO第一号はさくらインターネットではないでしょうか!
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MVNOの回線接続料が上がるだけ (スコア:0)
そして格安じゃなくなる。もし回線接続料を上げることに総務省がノーと言えば、回線提供をやめるだけ。
遅いから安いは私はアリです。基準(例えば「平均してMNOの8割」みたいな)はオープンにして欲しいですが。
Re: (スコア:-1)
いやさぁ・・・
回線にかかる費用はキャリアもMVNOも同額
キャリアは大手だから人件費も高いしサービス店を実店舗として用意するし他にもサービス色々満載だから料金が高くなる
MVNOはキャリアよりは人件費安いし通信だけだから安い
そういう単純な話なのに何故か「MVNOは回線にかける費用を安くしてる代わりに速度も遅い。だから安い」ってことにしたがるんだよね
この手の人たちの中では「MVNOは不当に安い料金で回線を使用しているので、対抗措置として速度制限している」ということらしい
Re:MVNOの回線接続料が上がるだけ (スコア:4, 参考になる)
"フルMVNO"を名乗ってるIIJ以外のMVNOは交換機もデータベースも何一つ自前で持っていなくて、交換機や加入者DBやあれこれを通過した後の、ドコモのコアネットワークを出てインターネットに出ていくところの課金ゲートウェイから自社のルータまでVPNを張ってるだけだから、回線にかかわる費用構造は大きく違うよ。確か1000万円/10Mbps/mo.だったかな?
一般のライトMVNOが保有しているのはこのPGW/GGSN [slidesharecdn.com]から後だけ。上に通信制御とか書いてあるのは携帯網の中での認証や課金処理を行った後で、例えばAPNには繋がるけどインターネットには出してもらえない、とかIPのレベルで制御できるってだけで。ほとんどの機能はMVNOが利用者としてキャリアに依頼してキャリアの機器を操作してもらって実現している。通話なんか完全にキャリアのシステムで完結してる。MVNOは請求書通りにキャリアへ振り込むだけの権限しか無い。
で、この1000万円/10Mbps/mo. = 3.3TB/mo. @ 10Mbps max. の卸売契約を何口買って何人に薄めるかってのがライトMVNOのキモ。100Mbps常時使い放題を保証したら月額1億円になっちゃう。例えば月1GBに制限して3300人に薄めれば月額3030円。33,000人に薄めれば303円。全契約者が同時に一斉に通信した場合のピーク速度はそれぞれ10Mbps、1Mbps、100kbps。ここから「月100MBしか使わない人が何%、2GB使う人が何%、ピーク時の同時利用者は何人」と見込みを立てて「使い放題2000円」「業界一の速度!」にしたりする。
実際に使えるのは3.3TB/mo.ではなくて10Mbps/mo.なので、月積算割り当て量を水増しして契約帯域を絞ると収益性がよくなる。こうして「10GB使い放題、業界最速、ただしラッシュ時間帯は実質通信不能」という典型的MVNOが生まれる。一方のMNOは自分で自分に課金するのだから、契約をケチってラッシュ時間帯にリミッターに当たることなど無い。
おわかりかな?
【価格が1桁違う】1000万円ではなく79万円 (スコア:1)
http://www.sankei.com/economy/news/170323/ecn1703230003-n1.html [sankei.com]
関係者によると、2月に改正された総務省令に基づく新算定方式で、仮想移動体通信事業者(MVNO)向けのデータ通信接続料を試算したところ、ドコモが毎秒10メガ(メガは100万)ビット当たり約67万円▽KDDIが同約87万円▽ソフトバンクが同約94万円-になったもようだ。27年度はドコモが同約79万円▽KDDIは同約97万円▽ソフトバンクは同約117万円-だった。
MVNOの多くはdocomo回線で、10Mbpsだと1000万円ではなく79万円だよ。
単純に「ギガの価格」(1GBの単価)を計算すると、3030円ではなく240円ね。
MNOのdocomoの場合、ウルトラデータLLパックが30GBで8000円。
これをもしMVNOで実現すると、docomoに支払う原価だけで7200円にもなってしまう。
原価率が100%越えではないものの100%に近いので、こんな原価率ではやっていけるはずもなく、MVNOでは大容量プランは弱い
そのため、大容量が欲しければMNO一択になっている
Re: (スコア:0)
ちなみに、MVNOで7200円以下の価格の30GBプランというのがあるかもしれないけど、
卸売単価から計算するに原価以下での提供となるので、MVNO会社が赤字にしないためにはユーザを詰め込むほかないので、
回線が遅すぎてピーク時は動画もまともに見れないなどで実質的には30GBを使いきれない糞プランということになる
(深夜の空いている時間とかも通信し続けば使い切れるかもしれないけど現実的な利用では無理)
Re: (スコア:0)
元コメの10Mbpsあたり1000万円はかなり古い数字だったみたいだな。すまん。
ともあれ、(ライト)MVNOとは原価以下で帯域を宣伝し、通信不能で炎上しないラインを読みながらユーザを詰め込んで成立させる金融スキームだ、というのが元コメの主張なので、そこは同意いただけたようで何より。
Re: (スコア:0)
契約をケチって回線がパンクすることはありませんが設備投資費をケチって回線がパンクすることはあります
設備費が必要十分丁度がベストなのでそこを狙って外すとパンク
Re: (スコア:0)
モバイルネットワークの通信量がずっと右肩上がりなので延々設備投資していかないとパンク=企業の死が来る。
ずっと価格据え置きだと設備投資できずに詰むのでいつまで保てるのか。
今回の事案がサブブランドけしからん!ならともかく、MNOとMVNOの差別だったら笑うしか無い。
総務省が代わりに鉄塔立ててやるのか?
Re: (スコア:0)
ちょっと待ってほしい
フルMVNO第一号はさくらインターネットではないでしょうか!