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日経の記事なんでちょっとアレですが
今回の優遇措置で端末メーカとキャリアの結びつきは弱くなって行くと思っています。でもそれはある意味歓迎すべき事なのかもしれません。従来のケータイ・エコシステムは崩壊しつつありますし、端末供給体制も同様に変化していけばユーザーにとって大きなメリットとなると考えています。
個人的にはキャリアに縛られた端末供給はあまり魅力的ではありませんでした。これを機会に変なアプリの入っていない素のAndroidが入手しやすくなり海外からの参入もしやすくなると万々歳ですね
ーーー後は技適という非関税障壁が何とかなれば・・・
使用周波数帯域に制限がある以上、オペレーターは負荷分散の為に自社向けの端末を造らねばなりません。バンドⅠやⅢが国際バンドという言い方がされますが、そういう端末の比重が高まれば、一部帯域のみにトラフィックが集中してしまいます。国内でしか使えないバンドⅪ (3社が持っている1.5GHz帯)、XVIIIやXIX (800MHz帯) などはがらがらになるでしょう。すべての帯域は等しく国の資産であり、輸入端末ではそれらをきちんと使い切ることは出来ません。オペレーターの強い関与はこれからも必須と考えています。
あと技適ですが、国外の緩い規制を以って日本の電波の割り当てで障害なく運用できるかは疑問です。日本以外ではガードバン
FCC認証、EC認証、技適間での相互認証システムを上手に作ってやれば何とか運用できそうな気がしています・・・が、誰得?な話として考えると、結構難しそう
ニワトリかタマゴかって話をすればやはり先に日本での端末供給の流れが変わらなければ如何ともし難いと思います
---非関税障壁はネタでw
認証の相互承認ということは既に行われています ( 総務省 電波利用ホームページ | 電気通信機器の相互承認(MRA)とは [soumu.go.jp])。無論手放しではありませんが、敷居を低くしようという努力は以前から行っています。
認証という観点のみを述べておられますが、それ以前の帯域の共通化のほうが、特に移動体通信では重要です (通信仕様の共通化自体はほぼ成ったといっていいかと)。ただ周波数の逼迫自体が先に来ますから、有効活用を重視する必要があると思います。細かな、他国では使えないような帯域をうまく割り当
「相互認証制度」という言葉について誤解(と言うか混同)している人がたまにいるので補足。#2418951で述べているMRA制度は「日本国内の認証機関でFCCやCEの規定に準じた審査を行い、FCC IDを発行する(もしくはその逆)」というものです。つまりアメリカの認証局で技適認証を取得することはできますが、その場合は技適の基準に準じた審査を行いますし、技適認証をしてもらうための申請も必要です。これはアメリカ国内の企業が日本に輸出を行う予定があるがいちいち日本の認証局に持ち込んで認証を行うのが面倒だ、と言うケースで利用されます。端末を製造するメーカーが日本での販売を想定している場合に利用されるものであり、日本で販売する予定のないものを申請するケースはほぼないでしょう。
それに対して海外端末を使いたい人が「相互認証制度があればいい」という場合、大抵「FCC認証やCE認証を取得していれば技適を取得していると見なす」制度を想定している場合が大半で、これは周波数割り当てやスプリアス規定、空中線電力などもともとの規格が異なる認証を他の認証の基準として見なすことは不可能であり、それらの規定が共通化されない場合実現不可能なものとみてよいでしょう。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
SIM ロックフリー端末 (スコア:2)
日経の記事なんでちょっとアレですが
今回の優遇措置で端末メーカとキャリアの結びつきは弱くなって行くと思っています。でもそれはある意味歓迎すべき事なのかもしれません。
従来のケータイ・エコシステムは崩壊しつつありますし、端末供給体制も同様に変化していけばユーザーにとって大きなメリットとなると考えています。
個人的にはキャリアに縛られた端末供給はあまり魅力的ではありませんでした。
これを機会に変なアプリの入っていない素のAndroidが入手しやすくなり海外からの参入もしやすくなると万々歳ですね
ーーー
後は技適という非関税障壁が何とかなれば・・・
Re: (スコア:3, 興味深い)
使用周波数帯域に制限がある以上、オペレーターは負荷分散の為に自社向けの端末を造らねばなりません。バンドⅠやⅢが国際バンドという言い方がされますが、そういう端末の比重が高まれば、一部帯域のみにトラフィックが集中してしまいます。国内でしか使えないバンドⅪ (3社が持っている1.5GHz帯)、XVIIIやXIX (800MHz帯) などはがらがらになるでしょう。すべての帯域は等しく国の資産であり、輸入端末ではそれらをきちんと使い切ることは出来ません。オペレーターの強い関与はこれからも必須と考えています。
あと技適ですが、国外の緩い規制を以って日本の電波の割り当てで障害なく運用できるかは疑問です。日本以外ではガードバン
Re: (スコア:2)
FCC認証、EC認証、技適間での相互認証システムを上手に作ってやれば何とか運用できそうな気がしています・・・が、
誰得?な話として考えると、結構難しそう
ニワトリかタマゴかって話をすれば
やはり先に日本での端末供給の流れが変わらなければ如何ともし難いと思います
---
非関税障壁はネタでw
Re: (スコア:1)
認証の相互承認ということは既に行われています ( 総務省 電波利用ホームページ | 電気通信機器の相互承認(MRA)とは [soumu.go.jp])。無論手放しではありませんが、敷居を低くしようという努力は以前から行っています。
認証という観点のみを述べておられますが、それ以前の帯域の共通化のほうが、特に移動体通信では重要です (通信仕様の共通化自体はほぼ成ったといっていいかと)。ただ周波数の逼迫自体が先に来ますから、有効活用を重視する必要があると思います。細かな、他国では使えないような帯域をうまく割り当
Re:SIM ロックフリー端末 (スコア:0)
「相互認証制度」という言葉について誤解(と言うか混同)している人がたまにいるので補足。
#2418951で述べているMRA制度は「日本国内の認証機関でFCCやCEの規定に準じた審査を行い、FCC IDを発行する(もしくはその逆)」というものです。
つまりアメリカの認証局で技適認証を取得することはできますが、その場合は技適の基準に準じた審査を行いますし、技適認証をしてもらうための申請も必要です。
これはアメリカ国内の企業が日本に輸出を行う予定があるがいちいち日本の認証局に持ち込んで認証を行うのが面倒だ、と言うケースで利用されます。
端末を製造するメーカーが日本での販売を想定している場合に利用されるものであり、日本で販売する予定のないものを申請するケースはほぼないでしょう。
それに対して海外端末を使いたい人が「相互認証制度があればいい」という場合、大抵「FCC認証やCE認証を取得していれば技適を取得していると見なす」
制度を想定している場合が大半で、これは周波数割り当てやスプリアス規定、空中線電力などもともとの規格が異なる認証を他の認証の基準として見なすことは
不可能であり、それらの規定が共通化されない場合実現不可能なものとみてよいでしょう。