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「税金と変わらない気もする」の部分は、受益者負担と考えれば公平性は増すように感じます。
問題があるとすれば入札価格が高騰して、それが利用者の負担になる可能性があることでしょうか。しかし応札者はユーザに魅力ある金額を提示できる範囲で金額を決めるでしょうね。
海外での事例もありますし、限りある資源に対するオークションという発想自体が悪いとは思えません。
一般論だと、電波の場合、単体じゃ使える資源じゃない点が問題だと思う。
後追いでハードが発売されて、それが普及してやっと使い物になる代物だから、短期間でだけ成立する市場原理を持ち込むと、「割り当てたがハードが無くて使えない」帯域と「既存ハードが残存してるから転用出来ない」帯域が出来てしまう。
それに、電波は普通の「限りあるけど掘れば出る」資源では無く、宇宙に唯一しかない資源だから、気楽にオークションすると、すぐに枯渇する。
普及しきったハードを即転用出来るような形でのオークションなら問題無いけど、新規割り当ては、それなりに慎重にするべきだろう。
尤も、今回は、用途が4G確定で、更に200MHzの塊でしか使えない一者独占の代物で、しかもハードは各社絶賛開発中だから、市場に任せちゃっても良いケースの様な気はする。
只、これが前例になって、他の帯域までオークションに掛けるのは問題。ケースバイケースの運用が要求されるのだから、ダブルスタンダードになるのは仕方の無い所かと。
限りある資源というか、逼迫している資源をオークションにかけたら、投機の対象にしかならないような。まあ、それは経済活動ということで目をつぶっても、電波の帯域は資源は資源でも公共性の高い資源だし、オークションにはなじまないんじゃないかな?
>資源は資源でも公共性の高い資源だし、オークションにはなじまないんじゃないかな?
お役人さんからみたら、差押え品の競売と同列なのかもしれない。
オークションだと、価格高騰しても、価格低迷しても問題があるわけで、従来の価格決めにくらべると難しいと思う。
お役人は、ずっとオークションには反対してきたような...
オークション派の思考としては、電波を国有地の比喩でとらえてますね。国有地の払い下げなら、手数料程度の価格ではなく、相当な額になるはずだと。まあ、電波は使用権、おそらく定期借地権相当であって、所有権にはならないと思うけど。
>電波は使用権、おそらく定期借地権相当であって、所有権にはならないと思うけど。
そういったものをオークションとして出品するって、結構あるよね。一定期間の貸し出し先をオークションで募るとかあるし、さらには、誰々とデートする権利とか有名人と昼食をとる権利とかもね。
>国有地の払い下げなら、手数料程度の価格ではなく、相当な額になるはずだと。
国の思惑の「相当な額」が、世間一般の「妥当な額」「リーズナブルな価格」や投機目的のそれらに該当するかが問題だと思うね。
>お役人は、ずっとオークションには反対してきたような...
オークションって、価格高騰を目論んで出典するケースもあるけど、自分で価格付けできないので市場で判断してもらうという面もあるんだよね。後者が原因(自分の資産評価ができない程度の能力)にも見える。
>オークションって、価格高騰を目論んで出典するケースも>あるけど、自分で価格付けできないので市場で判断してもらう>という面もあるんだよね。後者が原因(自分の資産評価ができ>ない程度の能力)にも見える。
オークションの対象が、投機の対象なのか投資の対象なのかにより話は変わります。特に電波帯域のような公共性の強いものの場合、前者は決して許されるものではありません。民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
同じようなことはつい先日もあり、「光の道:B案」という、一般国民の目を欺く詐欺を働こうとした不届きものがいましたが、それと同じ次元でしかありません。
>民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
税金を使うんですか?むしろ(税金そのものではないにしろ)国庫にお金を払うものに見えますが。
通常の経済活動を想定するなら、「投機により価格が高騰」→国庫への納付が増える→でも価格が高騰しすぎて事業はペイせず→投資家の見込みが甘かった(損失)→ともかく少しでも回収しないといけないので電波帯域は安く別の企業に→別企業がサービス提供となって万事OKに思えますが。
まあ、必ずしもこのとおりにならない(市場の失敗)もあるでしょうが、うまくいく可能性が高い(失敗のほうが例外ケース)なのでは?
>投機の対象なのか投資の対象なのかにより話は変わります。
投機の投資化、その逆もあるから、そう一概には言えないだろう。
>民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
それはどういった法律制限からですか?たとえば、国債への投機的な購入/空売りは結構ありますよね?それらを、どういった法律で禁止しているのか?が問題でしょう。また、オークションであろうが、彼ら投資家投機家は、税金を使っているわけでもありません。
>それと同じ次元でしかありません。
あれは提案レベルであって、それが通ればめっけものといったこと。そして、それが通らなかった。オークションに参入するかどうかの問題とは同列ではありません。むしろ、公共財であると位置づけるのであれば、オークションの可否ではなくて、入札者制限/用途制限といったことになり、結構煩雑なオークションになること、そしてそれらについて実効性をもたせるコストを問題にすべきだと考えます。
?税金を使う?税金になるだけだから民間企業が損するだけだろうね。
>「光の道:B案」という、一般国民の目を欺く詐欺を働こうとした不届きものがいましたが、
これが言いたいだけだな。偽善者っぽい言い回しでいい釣り針ですよ!!
>→でも価格が高騰しすぎて事業はペイせず→投資家の見込みが甘かった(損失)
これで3Gのインフラ整備に回す金が無くなって、サービス提供が大幅に遅れたのが欧米の実例なのだが、そういった事態を日本でも許容するかということだな
欧州はオークションをした国としていない国があり、いずれも3Gがなかなか普及しなかったのでオークションが原因とは言い難い所です。比較審査であっても免許料が高額に設定された国(フランス)もあれば、オークションであっても非常に安く落札された国(イタリア、スイスなど)もあります。また、落札額(or免許料)が低かった国が早く投資をしたと言う傾向も見られません。
日本や韓国で普及が早かったのは確かなのですが、今のところオークション導入が新技術の普及を遅らせたり消費者向けの料金が高騰したとする明確な証拠は見られていないというのが現状です。
まあ、インフラ投資前にお上が吸い上げるか、インフラ投資後にサービスを導入してから法人税で吸い上げるかの違いだな。
前者の方が確実にハードルが上がる。
> 電波の帯域は資源は資源でも公共性の高い資源
要するに 「公共性の高い資源」だから用途、参入事業者を官僚に決めてもらう派と 「公共性の高い資源」だから用途、参入事業者を市場に決めてもらう派
とどっちがよいよい解になるかってことですよね。「オークションだめ」と言い切ってしまうのはもったいないと思いませんか?
もしも「オークションにかけたら、投機の対象にしかならないような」ものをオークション抜きにしてもよくなる方向には行かずに、腐敗の温床やぬるま湯ではずれのサービスにしかならない気がします。
公共性の高い資源だからこそ、カネにならないけど必要な用途にも振り分けなければならないわけで。オークションで入手した帯域がいつまで使わせるかというのも考えなければならないし。市場の論理ではうまくいかないとおもうね。
税金の用途をオークションで決めようって言ってるのと同じばかばかしさを感じる。
4G用の周波数に限定で「カネにならないけど必要な用途」って何かあるの?そしてその「カネにならないけど必要」ってのを誰が判断するわけ?
> 税金の用途をオークションで決めようって言ってるのと同じばかばかしさを感じる。
たとえば公共事業なんかは、競争入札してますよね?あれってまさに個別具体的なオークション。さすがにこれまで否定しませんよね。電波でも一緒。具体的に「カネにならないけど必要な用途」をあげてもらって、存在しないことが明らかになったら議論が進むと思いますよ。
衛星のダウンリンクとか3.4-3.6GHzでしたね。いまさら去れといわれてもつらいけど4Gの携帯電話より経済効果あるかと言われれば無理でしょうね。
> 衛星のダウンリンクとか3.4-3.6GHzでしたね。いまさら去れといわれてもつらいけど
だからどうなん?
4G向けの周波数帯って、官僚が決めれば衛星のダウンリンクに支障をきたさないけど、オークションになると衛星のダウンリンク領域まで売るって仮定は恣意的で非現実すぎる。
当然4G用に割り当てられた領域を売るんですが。
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
税金と変わらない? (スコア:1)
「税金と変わらない気もする」の部分は、受益者負担と考えれば公平性は増すように感じます。
問題があるとすれば入札価格が高騰して、それが利用者の負担になる可能性があることでしょうか。
しかし応札者はユーザに魅力ある金額を提示できる範囲で金額を決めるでしょうね。
海外での事例もありますし、限りある資源に対するオークションという発想自体が悪いとは思えません。
YasuhiroABE
電波の利用は計画的に (スコア:2, すばらしい洞察)
一般論だと、電波の場合、単体じゃ使える資源じゃない点が問題だと思う。
後追いでハードが発売されて、それが普及してやっと使い物になる代物だから、短期間でだけ成立する市場原理を持ち込むと、「割り当てたがハードが無くて使えない」帯域と「既存ハードが残存してるから転用出来ない」帯域が出来てしまう。
それに、電波は普通の「限りあるけど掘れば出る」資源では無く、宇宙に唯一しかない資源だから、気楽にオークションすると、すぐに枯渇する。
普及しきったハードを即転用出来るような形でのオークションなら問題無いけど、新規割り当ては、それなりに慎重にするべきだろう。
尤も、今回は、用途が4G確定で、更に200MHzの塊でしか使えない一者独占の代物で、しかもハードは各社絶賛開発中だから、市場に任せちゃっても良いケースの様な気はする。
只、これが前例になって、他の帯域までオークションに掛けるのは問題。
ケースバイケースの運用が要求されるのだから、ダブルスタンダードになるのは仕方の無い所かと。
-- Buy It When You Found It --
Re:電波の利用は計画的に (スコア:1, おもしろおかしい)
どうだろ? (スコア:0)
限りある資源というか、逼迫している資源をオークションにかけたら、投機の対象にしかならないような。
まあ、それは経済活動ということで目をつぶっても、電波の帯域は資源は資源でも公共性の高い資源だし、オークションにはなじまないんじゃないかな?
Re:どうだろ? (スコア:1)
>資源は資源でも公共性の高い資源だし、オークションにはなじまないんじゃないかな?
お役人さんからみたら、差押え品の競売と同列なのかもしれない。
オークションだと、価格高騰しても、価格低迷しても
問題があるわけで、従来の価格決めにくらべると
難しいと思う。
Re:どうだろ? (スコア:2)
お役人は、ずっとオークションには反対してきたような...
オークション派の思考としては、電波を国有地の比喩でとらえてますね。国有地の払い下げなら、手数料程度の価格ではなく、相当な額になるはずだと。まあ、電波は使用権、おそらく定期借地権相当であって、所有権にはならないと思うけど。
Re:どうだろ? (スコア:1)
>電波は使用権、おそらく定期借地権相当であって、所有権にはならないと思うけど。
そういったものをオークションとして出品するって、結構あるよね。
一定期間の貸し出し先をオークションで募るとかあるし、さらには、
誰々とデートする権利とか有名人と昼食をとる権利とかもね。
>国有地の払い下げなら、手数料程度の価格ではなく、相当な額になるはずだと。
国の思惑の「相当な額」が、世間一般の「妥当な額」「リーズナブルな価格」や投機目的のそれらに該当するかが問題だと思うね。
>お役人は、ずっとオークションには反対してきたような...
オークションって、価格高騰を目論んで出典するケースも
あるけど、自分で価格付けできないので市場で判断してもらう
という面もあるんだよね。後者が原因(自分の資産評価ができ
ない程度の能力)にも見える。
Re: (スコア:0)
>オークションって、価格高騰を目論んで出典するケースも
>あるけど、自分で価格付けできないので市場で判断してもらう
>という面もあるんだよね。後者が原因(自分の資産評価ができ
>ない程度の能力)にも見える。
オークションの対象が、投機の対象なのか投資の対象なのかにより話は変わります。
特に電波帯域のような公共性の強いものの場合、
前者は決して許されるものではありません。
民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
同じようなことはつい先日もあり、
「光の道:B案」という、一般国民の目を欺く詐欺を働こうとした不届きものがいましたが、
それと同じ次元でしかありません。
Re:どうだろ? (スコア:2, 参考になる)
>民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
税金を使うんですか?
むしろ(税金そのものではないにしろ)国庫にお金を払うものに見えますが。
通常の経済活動を想定するなら、「投機により価格が高騰」→国庫への納付が増える
→でも価格が高騰しすぎて事業はペイせず→投資家の見込みが甘かった(損失)
→ともかく少しでも回収しないといけないので電波帯域は安く別の企業に
→別企業がサービス提供
となって万事OKに思えますが。
まあ、必ずしもこのとおりにならない(市場の失敗)もあるでしょうが、
うまくいく可能性が高い(失敗のほうが例外ケース)なのでは?
Re:どうだろ? (スコア:2, 興味深い)
>投機の対象なのか投資の対象なのかにより話は変わります。
投機の投資化、その逆もあるから、そう一概には言えないだろう。
>民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
それはどういった法律制限からですか?
たとえば、国債への投機的な購入/空売りは結構ありますよね?
それらを、どういった法律で禁止しているのか?が問題でしょう。
また、オークションであろうが、彼ら投資家投機家は、
税金を使っているわけでもありません。
>それと同じ次元でしかありません。
あれは提案レベルであって、それが通ればめっけものといったこと。
そして、それが通らなかった。
オークションに参入するかどうかの問題とは同列ではありません。
むしろ、公共財であると位置づけるのであれば、オークションの
可否ではなくて、入札者制限/用途制限といったことになり、
結構煩雑なオークションになること、そしてそれらについて
実効性をもたせるコストを問題にすべきだと考えます。
Re: (スコア:0)
>民間企業が税金を使ってバクチに興じることは許されざることです。
?
税金を使う?
税金になるだけだから民間企業が損するだけだろうね。
>「光の道:B案」という、一般国民の目を欺く詐欺を働こうとした不届きものがいましたが、
これが言いたいだけだな。
偽善者っぽい言い回しでいい釣り針ですよ!!
Re:どうだろ? (スコア:2)
>→でも価格が高騰しすぎて事業はペイせず→投資家の見込みが甘かった(損失)
これで3Gのインフラ整備に回す金が無くなって、サービス提供が大幅に遅れたのが欧米の実例なのだが、
そういった事態を日本でも許容するかということだな
Re:どうだろ? (スコア:1)
欧州はオークションをした国としていない国があり、いずれも3Gがなかなか普及しなかったのでオークションが原因とは言い難い所です。
比較審査であっても免許料が高額に設定された国(フランス)もあれば、オークションであっても非常に安く落札された国(イタリア、スイスなど)もあります。
また、落札額(or免許料)が低かった国が早く投資をしたと言う傾向も見られません。
日本や韓国で普及が早かったのは確かなのですが、今のところオークション導入が新技術の普及を遅らせたり消費者向けの料金が高騰したとする明確な証拠は見られていないというのが現状です。
Re:どうだろ? (スコア:1)
まあ、インフラ投資前にお上が吸い上げるか、インフラ投資後にサービスを導入してから
法人税で吸い上げるかの違いだな。
前者の方が確実にハードルが上がる。
Re: (スコア:0)
> 電波の帯域は資源は資源でも公共性の高い資源
要するに
「公共性の高い資源」だから用途、参入事業者を官僚に決めてもらう派
と
「公共性の高い資源」だから用途、参入事業者を市場に決めてもらう派
とどっちがよいよい解になるかってことですよね。「オークションだめ」と言い切ってしまうのはもったいないと思いませんか?
もしも「オークションにかけたら、投機の対象にしかならないような」ものをオークション抜きにしてもよくなる方向には行かずに、腐敗の温床やぬるま湯ではずれのサービスにしかならない気がします。
Re: (スコア:0)
公共性の高い資源だからこそ、カネにならないけど必要な用途にも振り分けなければならないわけで。
オークションで入手した帯域がいつまで使わせるかというのも考えなければならないし。
市場の論理ではうまくいかないとおもうね。
税金の用途をオークションで決めようって言ってるのと同じばかばかしさを感じる。
Re: (スコア:0)
4G用の周波数に限定で「カネにならないけど必要な用途」って何かあるの?そしてその「カネにならないけど必要」ってのを誰が判断するわけ?
> 税金の用途をオークションで決めようって言ってるのと同じばかばかしさを感じる。
たとえば公共事業なんかは、競争入札してますよね?あれってまさに個別具体的なオークション。さすがにこれまで否定しませんよね。電波でも一緒。具体的に「カネにならないけど必要な用途」をあげてもらって、存在しないことが明らかになったら議論が進むと思いますよ。
Re:どうだろ? (スコア:2)
衛星のダウンリンクとか3.4-3.6GHzでしたね。
いまさら去れといわれてもつらいけど4Gの携帯電話より経済効果あるかと言われれば
無理でしょうね。
Re: (スコア:0)
> 衛星のダウンリンクとか3.4-3.6GHzでしたね。いまさら去れといわれてもつらいけど
だからどうなん?
4G向けの周波数帯って、官僚が決めれば衛星のダウンリンクに支障をきたさないけど、オークションになると衛星のダウンリンク領域まで売るって仮定は恣意的で非現実すぎる。
当然4G用に割り当てられた領域を売るんですが。