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十年ほど前、異動で総合病院のオーダリングシステム構築のプロジェクト・マネージャをしたことがある。オーダリングシステムを入れれば、処方箋をはじめとしたオーダ内容をチェックできて、医療事故を防げるというのを導入効果として、予算確保したんだけど。処方箋であれば、医薬品や食品の相互禁忌などのデータベースを作って、医師が処方オーダをしたときに自動的にチェックし、副作用などのリスクがあれば警告を出すといったものだった。ITを使って医療ミスを減らすというのは、電子カルテやオーダリングシステム導入の前提だと思っていたんだけど違うんだろうか。それと、アメリカでは医師に秘書が付いていて、秘書がカルテを記入するみたい。医師が直接入力するようになれば、伝達ミスによる医療ミスは減らせるよな。
> 今時、こんなことをいってるの?
ストーリーにある「オーストラリアの報告」はこれまでにない新しい知見が得られたって話じゃなくって、 「実際に運用した結果をサーベイしてみたら具体的にこれだけの効果が得られた」って話だよね。
> ITを使って医療ミスを減らすというのは、電子カルテやオーダリングシステム導入の前提
その「前提」が実際はどのくらい*定量的に*正しいものなのかは、ある程度まとまった運用情報がないといえないでしょ。
> 医療事故を防げるというのを導入効果として、予算確保したんだけど。
決裁通すためにはそれなりに説得力のある情報が必要なわけで。机上の効果説明だけでは厳しいところも多いのですよ。# もちろん、コストもこなれていない状況で貴重な実践知見を提供してくれるヒトバシラーの方々には感謝してます
3年位前、オートコンプリートで、医師がかなり似ている商品名の薬を処方してしまって死亡っていう国内例があった。
医師は前に務めていた病院で出していた薬(XYZXYZ)を処方しようと思っていたところ、新しい病院は別系統の製薬会社と契約していたため、頭から数文字入力(XYZ)した時点で変換候補が一つに絞られたので、その薬で処方箋を書いてしまったが、実は全く違う薬(XYZYXZ)で、本来処方するべき薬の名前(ABCABC=XYZXYZ)も全然違うものだった。
そのおかげで、オーダエントリシステムの投薬(処方)のユーザインターフェースは、薬品名の先頭「2文字」で補完してしまうのはダメとなり「3文字」ならOKとなったような。
薬品名の先頭「2文字」で補完してしまうのはダメとなり「3文字」ならOKとなったような。
よく騒ぎになった「サクシゾン」と「サクシン」(注射薬ですが、ステロイドのつもりが筋弛緩薬で……)は3文字目では区別できないような。# ソル・コーテフしか見たことないのでAC
で,診察の問診時に医師はひたすらパソコンに向かい合ってキーボードを叩いてフィールドを埋めている.患者の方に対しては「時々ちらっと」見て話を「ふんふん」って聞いている
# 聞いた内容・診断結果をちゃんと書く(入力する)のは# 間違っちゃいないのだが,微妙な違和感はある
手書き入力が出来る電子カルテのシステムが商品化されていて、PCとかに慣れてると違和感があるんだけど、そういうシチュエーションだと手書きの方が患者から見た印象は悪くないのかもですね。
電子処方箋に限らず、そういう使い方してるユーザーは多いですけどね。
無論、半角、全角が入り交じるぐらいは普通で、下手すりゃ、「(株)、(株)、㈱」が入り混じったりぐらいも当たり前だったりする。
現場の努力依存つうか、運用でカバーして成り立ってるシステムなんて、そこらじゅうにありますよ?銀行や保険屋さんのシステムにも関わってますけど、ユーザーの自由を認める代わりに信頼性を犠牲にするなんてのは珍しくないんですよ(苦笑)
そんなのシステム側で正規化すればいいだけじゃん
普通に正規化しちゃ駄目ですよ。検索・比較時に、一時的に正規化する程度に留めないと「ユーザーの自由」が減りますので。場合によっては検索・比較時に正規化して比較するのも「ユーザーの自由」が減る扱いされてしまう事も。
「使用目的を全て満たす仕様にするからシステムに人間があわせろ」って言えれば一番いいのでしょうけどねぇ・・・
医師や診療科毎に標準的な処方のセットを準備しておいて、患者の状況に応じて処方内容を微調整する、というのが多いと思いますね。自動補完は、他の方も書いてあるとおり薬を間違えたりするリスクが高いので無いと思うなぁ。処方オーダで効果があるのは、投薬量のチェック、病名と薬の対応あたりかと思います。薬の相互作用を調べるのは、薬の数か増えてくると計算量が爆発的に増えてくるので、かなり難しく、特にリスクの高い薬同士とか、同一薬効の薬をグループとして、グループ同士をチェックするといった方法をとるみたい。
ところで、日本の場合、十年くらい前に2006年度までにオーダリングシステムの普及をはかるといった国策があったんだけど。1990年代中頃から先進的な病院でオーダリングシステム導入とかが進んでいて、医療情報学会などで導入効果について発表されていたと聞いてます。さらに遡ると、アメリカでは1970年代から、こういうシステムの導入が進められていたと聞いていたので、きちんと定量的な調査してあったんだろうなと思ってましたが違うんですね。
>ITを使って医療ミスを減らすというのは、電子カルテやオーダリングシステム導入の前提だと思っていたんだけど違うんだろうか。
いや、ちゃんと調査が行われて(+調査方法が明らかにされていて)、調査結果が出たというのは意味があるんじゃないでしょうか。
医者は忙しい。診察をし、考えながらだとカルテを書いたり処方箋を書くとミスが起こる。だからアメリカだと医師に秘書が付く。他の人も書いているけど、診察・治療(の指示)という医師しかできない仕事に集中できるようにそのようになっている訳で、医師が直接入力するようになれば更にミスは増えるだろう。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
今時、こんなことをいってるの? (スコア:2)
十年ほど前、異動で総合病院のオーダリングシステム構築のプロジェクト・マネージャをしたことがある。
オーダリングシステムを入れれば、処方箋をはじめとしたオーダ内容をチェックできて、医療事故を防げるというのを導入効果として、予算確保したんだけど。
処方箋であれば、医薬品や食品の相互禁忌などのデータベースを作って、医師が処方オーダをしたときに自動的にチェックし、副作用などのリスクがあれば警告を出すといったものだった。
ITを使って医療ミスを減らすというのは、電子カルテやオーダリングシステム導入の前提だと思っていたんだけど違うんだろうか。
それと、アメリカでは医師に秘書が付いていて、秘書がカルテを記入するみたい。医師が直接入力するようになれば、伝達ミスによる医療ミスは減らせるよな。
Re:今時、こんなことをいってるの? (スコア:1)
> 今時、こんなことをいってるの?
ストーリーにある「オーストラリアの報告」はこれまでにない新しい知見が得られたって話じゃなくって、
「実際に運用した結果をサーベイしてみたら具体的にこれだけの効果が得られた」
って話だよね。
> ITを使って医療ミスを減らすというのは、電子カルテやオーダリングシステム導入の前提
その「前提」が実際はどのくらい*定量的に*正しいものなのかは、ある程度まとまった運用情報がないといえないでしょ。
> 医療事故を防げるというのを導入効果として、予算確保したんだけど。
決裁通すためにはそれなりに説得力のある情報が必要なわけで。
机上の効果説明だけでは厳しいところも多いのですよ。
# もちろん、コストもこなれていない状況で貴重な実践知見を提供してくれるヒトバシラーの方々には感謝してます
Re:今時、こんなことをいってるの? (スコア:1)
3年位前、オートコンプリートで、医師がかなり似ている商品名の薬を処方してしまって死亡っていう国内例があった。
医師は前に務めていた病院で出していた薬(XYZXYZ)を処方しようと思っていたところ、新しい病院は別系統の製薬会社と契約していたため、頭から数文字入力(XYZ)した時点で変換候補が一つに絞られたので、その薬で処方箋を書いてしまったが、実は全く違う薬(XYZYXZ)で、本来処方するべき薬の名前(ABCABC=XYZXYZ)も全然違うものだった。
Re: (スコア:0)
そのおかげで、オーダエントリシステムの投薬(処方)のユーザインターフェースは、
薬品名の先頭「2文字」で補完してしまうのはダメとなり「3文字」ならOKとなったような。
Re: (スコア:0)
薬品名の先頭「2文字」で補完してしまうのはダメとなり「3文字」ならOKとなったような。
よく騒ぎになった「サクシゾン」と「サクシン」(注射薬ですが、ステロイドのつもりが筋弛緩薬で……)は3文字目では区別できないような。
# ソル・コーテフしか見たことないのでAC
Re: (スコア:0)
で,診察の問診時に医師はひたすらパソコンに向かい合って
キーボードを叩いてフィールドを埋めている.
患者の方に対しては「時々ちらっと」見て話を「ふんふん」って聞いている
# 聞いた内容・診断結果をちゃんと書く(入力する)のは
# 間違っちゃいないのだが,微妙な違和感はある
Re:今時、こんなことをいってるの? (スコア:1)
手書き入力が出来る電子カルテのシステムが商品化されていて、PCとかに慣れてると違和感があるんだけど、そういうシチュエーションだと手書きの方が患者から見た印象は悪くないのかもですね。
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
Re:今時、こんなことをいってるの? (スコア:1)
# 多分、ちゃんと大丈夫なように要件を詳細に検討の上、設計・実装されているんだと思う一方、
# 全くそうなってなくて現場の努力依存になっちゃってるシステムも知ってるので不安感がぬぐえない。
Re:今時、こんなことをいってるの? (スコア:2)
電子処方箋に限らず、そういう使い方してるユーザーは多いですけどね。
無論、半角、全角が入り交じるぐらいは普通で、下手すりゃ、「(株)、(株)、㈱」が入り混じったりぐらいも当たり前だったりする。
現場の努力依存つうか、運用でカバーして成り立ってるシステムなんて、そこらじゅうにありますよ?
銀行や保険屋さんのシステムにも関わってますけど、ユーザーの自由を認める代わりに信頼性を犠牲にするなんてのは珍しくないんですよ(苦笑)
通知の設定いじったから、ACだとコメントされても気づかない事が多いよ。あしからずw
Re: (スコア:0)
そんなのシステム側で正規化すればいいだけじゃん
Re: (スコア:0)
普通に正規化しちゃ駄目ですよ。
検索・比較時に、一時的に正規化する程度に留めないと「ユーザーの自由」が減りますので。
場合によっては検索・比較時に正規化して比較するのも「ユーザーの自由」が減る扱いされてしまう事も。
「使用目的を全て満たす仕様にするからシステムに人間があわせろ」って言えれば一番いいのでしょうけどねぇ・・・
事前に処方オーダは準備すると思う (スコア:1)
医師や診療科毎に標準的な処方のセットを準備しておいて、患者の状況に応じて処方内容を微調整する、というのが多いと思いますね。
自動補完は、他の方も書いてあるとおり薬を間違えたりするリスクが高いので無いと思うなぁ。
処方オーダで効果があるのは、投薬量のチェック、病名と薬の対応あたりかと思います。薬の相互作用を調べるのは、薬の数か増えてくると計算量が爆発的に増えてくるので、かなり難しく、特にリスクの高い薬同士とか、同一薬効の薬をグループとして、グループ同士をチェックするといった方法をとるみたい。
ところで、日本の場合、十年くらい前に2006年度までにオーダリングシステムの普及をはかるといった国策があったんだけど。
1990年代中頃から先進的な病院でオーダリングシステム導入とかが進んでいて、医療情報学会などで導入効果について発表されていたと聞いてます。
さらに遡ると、アメリカでは1970年代から、こういうシステムの導入が進められていたと聞いていたので、きちんと定量的な調査してあったんだろうなと思ってましたが違うんですね。
Re: (スコア:0)
>ITを使って医療ミスを減らすというのは、電子カルテやオーダリングシステム導入の前提だと思っていたんだけど違うんだろうか。
いや、ちゃんと調査が行われて(+調査方法が明らかにされていて)、
調査結果が出たというのは意味があるんじゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
医者は忙しい。
診察をし、考えながらだとカルテを書いたり処方箋を書くとミスが起こる。
だからアメリカだと医師に秘書が付く。
他の人も書いているけど、診察・治療(の指示)という医師しかできない仕事に集中できるようにそのようになっている訳で、医師が直接入力するようになれば更にミスは増えるだろう。