Qualcomm、Huaweiとクロスライセンスを含む長期の特許ライセンス契約を結ぶ 12
ストーリー by headless
長期 部門より
長期 部門より
Qualcommは7月29日、Huaweiとの特許ライセンスに関する紛争が解決したことを2020会計年度第3四半期(6月28日までの3か月間)の決算発表の中で発表した(ニュースリリース、
決算報告書: PDF、 The Registerの記事、 Bloombergの記事)。
Qualcommによれば、Huaweiとは7月に和解合意に達し、全世界を対象とした長期間の特許ライセンス契約を結んだとのこと。契約は2020年1月1日以降の売り上げをカバーするもので、Huaweiの特許をQualcommにライセンスするクロスライセンスを含む。和解合意および2020年3月~6月の四半期分のライセンス料を合わせ、Qualcommの収入は推計およそ18億ドルになるという。
Huaweiはライセンス料を支払ってQualcommの特許を使用していたが、The Registerによると2017年から支払いが止まっていたそうだ。2019年にはHuaweiが四半期当たりライセンス料として1億5千万ドルを支払うことで暫定合意しており、今回の和解合意はこの件に関するもののようだ。
Qualcommによれば、Huaweiとは7月に和解合意に達し、全世界を対象とした長期間の特許ライセンス契約を結んだとのこと。契約は2020年1月1日以降の売り上げをカバーするもので、Huaweiの特許をQualcommにライセンスするクロスライセンスを含む。和解合意および2020年3月~6月の四半期分のライセンス料を合わせ、Qualcommの収入は推計およそ18億ドルになるという。
Huaweiはライセンス料を支払ってQualcommの特許を使用していたが、The Registerによると2017年から支払いが止まっていたそうだ。2019年にはHuaweiが四半期当たりライセンス料として1億5千万ドルを支払うことで暫定合意しており、今回の和解合意はこの件に関するもののようだ。
和解して初めて紛争が合ったことを知る (スコア:0)
期間を変更してGoogleで検索 [google.com]しても、HuaweiとQualcommの間で特許ライセンスに関する紛争があったと言う日本語記事は見つけられなかった
裁判沙汰にはなってないのか、決まるまでこっそりやってたのか
The Registerによると2017年から支払いが止まっていたそうだ
こんなのQualcommの業績に多少なりとも響きそうなもんだ(から公になりそうだ)けどなぁ
Re: (スコア:0)
また騙される予感
やっすー (スコア:0, 興味深い)
Huaweiの2019年度のスマホの販売台数が約2.4億台らしいので、2017,2018,2019の累計がざっくり6億台と考えたら、1台あたり$3しか払っていない計算になりますが・・・。
Huaweiがスマホ以外も手広く通信モジュールを作っている事を考えると、意外過ぎて、Qualcommの経営陣が株主に訴訟起こされかねない気がするけど、4Gの時点でそんなにHuaweiiがクロスライセンスのカウンター特許持っていたんですかね。
Re:やっすー (スコア:2, すばらしい洞察)
>2017,2018,2019の累計がざっくり6億台
San Diego Union Tribuneによると18億ドルというのは2019年と2020年1-6月分のライセンス使用料とのこと。
今回の契約締結でQualcommは年10億ドルのライセンス収益が増加し、1株当たり70セントとなるので市場からは好感されてるそうです。
あと今回の契約は非公開なので詳細は分かりませんが、FRANDライセンスではなさそう。
標準必須特許周辺の重要な特許なんでしょう(標準規格で稼ぐ際の常とう手段)。
# AppleがQualcommに対して支払ってるライセンス料はiphone1台当たり7ドルらしいので3ドルにしてもすごい安いわけでもないような。
Re: (スコア:0)
>San Diego Union Tribuneによると
この記事 [sandiegouniontribune.com]ですかね。
この新聞社および当該記事の信用度はよくわかりませんが、ストーリーからリンクされているQualcommの決算報告書だと、
Re: (スコア:0)
> Appleの支払いが7ドルらしいというのがどこからきている情報かはよくわかりませんが
合意の額が50-60億ドル(正確には47億ドルとも)と言われているので。
ちなみに以下だと8-9ドルとなってますね。
アップル、対クアルコム和解で50~60億ドルの支払い。さらにiPhone1台当たり8~9ドルのライセンス料
https://japanese.engadget.com/jp-2019-04-18-50-60-iphone1-8-9.html [engadget.com]
>クアルコムの技術を搭載したスマートフォンを300ドルで購入すれば、そのうち15ドルが同社の懐に入ることになる。
> [wired.jp]というのが、Qualcommライセンスの相場と言われているものなので、1/3以下の価格ですむなら相当なディスカウントですよね。
それ2016年以前の話。
2017年末の5Gでこんな感じ。
Re: (スコア:0)
すいません。
>米中韓台で負けて制裁金も払ってますね
ってのは各国の行政機関との訴訟についてです。
Re: (スコア:0)
>それ2016年以前の話。
>2017年末の5Gでこんな感じ。
なるほど。基本的なライセンス料がだいぶお安くなった(35%値引き)のはわかりました。
でも、Huaweiの端末の平均価格が$300位だとすると、スマートフォンだと$9.75がQualcomm側のライセンス費期待値ってことになりますよね?
Appleは主力のXシリーズが余裕でキャップ価格を超えているので、タイトル通りの$16.25/台に対して、Qualcommのチップを使っているのに$8~9払うのに対して、Huaweiはさらにその半額以下でライセンスという事ですね。
># 標準規格のパテントプール間のライセンス料って標準必須特許の保有数決まりますが
># この二社の保有数は拮抗してるので結構払ったなあという印象。
># たぶん今の情勢が関係してると思う。
まあ、この金額差を説明いうるのは、そのあたりしかないんでしょうね。
クアルコムは米国政府調達とかの影響はないの? (スコア:0)
ファーウェイと取引してる会社ってハブられるんじゃなかったっけ?
ファーウェイ-クアルコム-どこか-米国政府
みたいな感じだったらいいわけ?
Re: (スコア:0)
実際に取得されている特許群に対して、元はどこの技術かも知れない、なんてあまり意味ないんじゃないの
可能なら当人たちがとっくにやってると思う
Re: (スコア:0)
流出はクロスライセンスのネタにはならんだろう。
流出ネタから派生した特許ならそれはHuaweiの特許だからクロスライセンスのネタになる。
心配しなくともQualcommの人たちも自社利益最大の方向で考えているよ。