英BBCは、7月に実施したクラウドソーシングによる3Gカバー範囲調査の結果を公開した (BBC Newsの記事、 3Gマップ)。

調査はAndroidアプリケーションによるもので、44,600人が参加したという。イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4,200万か所、延べ170万時間のデータが集計されている。3Gマップは郵便番号による検索が可能で、200メートル四方のタイルに分割してカバー状況が表示される。携帯通信キャリア別の結果を表示することも可能だ。多くの端末で3G接続できたブロックは緑色、2G接続の方が多かったブロックは紫色で示される。黒いタイルは接続不能、白いタイルは調査が行われなかったことを示す。

携帯通信キャリアによれば3Gカバー率は90%以上とされているが、実際には大都市でも3G接続できない「notspot」が散見される。ただし、使用された端末のスペックはさまざまで、機種によって接続状況が異なる可能性もある。1台の端末による結果が示されているブロックも存在するようだ。また、調査結果は接続の可否のみを示しており、通信の安定性や速度などを確認することはできない。

なお、iPhoneが調査対象にならなかったのは技術的理由によるもので、別のアプリケーションのバックグラウンドで調査を実施することが困難だったためとのことだ。