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「今回は全く違う。原点に立ち返って,ユーザーが安心してコンパクト・カメラを持ち歩かずに済む機種を作りたかった。こうしたニーズは厳然として今もある。930SHの画質は,カメラ付き携帯電話機として過去最高の水準と自負している」(シャープの企画担当者)。 カメラ機能に関する930SHの主な特徴は次の通り。●光学サイズ(光電変換面の大きさ)が1/2.5型と大きい1/2.5型の採用はコンパクト・カメラで一般的だが,携帯電話機に搭載することは極めてまれ。高い感度が期待できる。実際,ISO感度が800でも「鑑賞に堪え得る」(シャープ)ほどノイズが少ない(図2)。CMOSセンサではなくCCDを用いたのは,主に同社の評価の中で画質が優位だったから。CCDの画素ピッチは,1.75μmほどとみられる。CCDはシャープ製である。●機械式シャッターを備えるもともとCCDを採用しているので,機械式シャッターを装備していないCMOSカメラのように,高速で移動する被写体を撮っても,被写体が画像の下に行くにつれてズレるという問題は生じない。それでも機械式シャッター備えたのは,現行のデジタル・カメラがそうであるように,インタレース読み出しに起因する櫛の歯状の画像のズレを皆無にするためと考えられる。ただし,今回採用したCCDの読み出し方式は未確認である。●ND(減光)フィルタを内蔵する晴天の屋外での撮影など高照度の被写体を撮った時の画質を高められる。NDフィルタを内蔵した国内向け機種は,ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションなどがかつて販売していたが,今はあまり例がない。(略)薄型化は,屈折率がプラスチックよりも高いガラスのレンズを採用することなどで実現した。光学的な解像力については,会場に展示されていたA3判のサンプル写真1点を見た限り,低いものではなかった。ただし,背景のぼやけ具合は,コンパクト・カメラほどきれいではなかった。デジタル・ズームを利かせないときの画角は,35mmフィルム判換算で29mmと広め。なお,各種のアンテナは,カメラ・モジュールと同様,ヒンジのそばに実装されている。●カメラ用の画像処理ICを備える本ICは,ノイズ除去能力の向上やシャッター間隔の短縮などに大きく寄与した。ベースバンドICにカメラ関連の処理を担わせていては,実現不可能な水準に達したという。シャープはカメラ・モジュール用画像処理ICを「ProPix」と呼ぶ。800万画素もあると一般にはJPEG符号化にかなりの時間を要する。しかし,930SHはJPEG符号化をバックグラウンド化して,次の1枚まではほとんど待たずに撮れるようにしていた(本処理を,どのICが担っているかは不明である)。こうした工夫により,韓国製の高画素のカメラ付き携帯電話機などに比べて,930SHは使い勝手の面で幾分,優位に立っていると感じられた。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
なんか間違ってる気がしてしょうがない (スコア:0)
コンパクトデジカメの300万画素で
携帯がなぜ遠く及ばないのか?を考えないのだろうか?
携帯で取ったやつをPhotoShopで加工(書き足したりはしない)しても
さっぱりコンデジには適わないのだから
小手先の技術じゃダメなんだよ。
元のデータを取る時に、もっとキレイに撮れるようにしないと。
ホワイトバランスもフォーカスもISOもゴッソリ足りないんだから。
# 逆に言うと、今の一般ユーザーは携帯の画質で満足してるわけだから
# そんなにメーカーは、がんばらなくても良いんじゃないのか?とも思う。
所詮、JPEG(Re:なんか間違ってる気がしてしょうがない (スコア:1)
実際、カシオのExlim携帯を持って植物とか虫とか撮っていての不満からの考えになってしまうのですが、JPEG圧縮のパラメータも細かく弄れないですし、色相などをマニュアルで弄れないのもソフトウェア的な割り切りなのかな…とか思うのです。
# 安物の液晶モニタで細かい色相・明度調整やっても…という割り切りもあるのかも
後、暗い領域のノイズについては撮像素子を安定化させようとすると半端ではないコストやスペースがかかるのかなぁ…
とか思っていたら、携帯としてはやりすぎ?だけどカメラ機能としてはかなり頑張った物が出るよう [casio.co.jp]
Re:所詮、JPEG(Re:なんか間違ってる気がしてしょうがない (スコア:0)