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企業等での大規模ネットワークを前提とした運用では、ホワイトリスト方式でも PC 向けサイトの中から膨大な量のホワイトリストを保持する必要があり、エンドユーザからのリクエストを受けた上での審査に大量の手間がかかりますが……。
*.gov、*.go.* 等の大丈夫そうな単位で追加していくことはできても、.com/.net/.org といったサイトに関しては半端ではない量のホワイトリストになってしまいます。
また、.co.jp なら適切なサイトであるかと言われると「当然ながら」そんな訳もなく、新規顧客を狙って情報収集をするために各社の情報を集める、といった場面で Web を利用するにはホワイトリスト式では限界が出てくる場合があります。
まぁ、一時的許容 + 自動申請のシステムがあれば「比較的マシ」ですが、こういう状況の場合ではアクセスしてみるまで問題のないコンテンツなのか分かり辛いという場面があるため、うっかり有害コンテンツにアクセスしても咎められないという運用が求められたりもしますね。
ホワイトリストなら簡単になるなんてのは、大規模であるほど幻想になりますよ。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
そうなんですよ (スコア:3, 参考になる)
かといってメニューサイトになれるかというと、かなり審査が厳しくてなかなかなれない。
悪を封じるには、灰色な部分も封じるというフィルタリングは仕方がないと
思っていましたが、できれば安全な勝手サイトは見えるようにしてほしいです。
Re: (スコア:0, すばらしい洞察)
ホワイトリストの方が、膨大な人力を消費するから、雇用対策公共事業としてはいいんだろうけど、それに「No」と言った総務省は納税者・消費者としては評価すべき。別に、そこまでしてコンテンツフィルタリング産業を肥え太らせることもない。所詮は、寡占事業主主導の「万里の長城」なんだから、なるべく公平で透明なシステムが望ましい。それにはブラ
Re:そうなんですよ (スコア:0)
>ホワイトリスト方式よりも、結局は遥かに「清潔」なシステムな
>んだよね。
それはどういう判断で清潔と言えるのでしょうか?
例えばGoogle八分のように、Googleに都合の悪いサイトをGoogleの
検索結果から排除するというものは清潔でしょうか?
まだ自動でクロールしていなかった時代のYahoo!で、Yahoo!に申請して
自分のサイトをアピールして認められ、載せてもらうというのは不潔ですか?
>ホワイトリスト方式だと、どうしても利権が生じるから、産業構造的にはよろしくない。
それはブラックリストでも同じです。
例えば、メールのブラックリストとしてよくつかわれているRBLを見てください。
「清潔」でしょうか?
バーチャルサーバなどを使っていて、spam業者でもないのに登録されてしまい、
メール送信に支障が出た例は無数にあります。
中には悪質な者もいて、ブラックリストに載せてメールの障害に持ち込み、
解除してほしければお金を支払う必要があるという恐喝まがいの業者までいます。
> ホワイトリストの方が、膨大な人力を消費するから、雇用対策公共事業としては
ホワイトリストのほうが圧倒的に人力を削減できます。
ホワイトリストは、「適切」コンテンツだけ許可すればよい。
適切コンテンツがリストにまだ載っていなくても、機能的に困らないし、
コンテンツ業者のほうからリストに載せてくれるように申請も来るでしょう。
データベースの容量もブラックリストとは比べ物にならないくらい小さい。
逆にブラックリストは、次から次へと出てくる不適切サイトを探し出し、
次から次へと排除していく必要があります。
もちろん不適切サイトの業者は「自分たちを不適切コンテンツとしてブラックリストに
載せてくれ」なんて申請なんてしませんので、常に探し回る必要があります。
ブラックリスト方式の場合、リストの整理で無用になったレコードも消すことは
できないので、永遠にデータベースの容量は増え続けます。
> いいんだろうけど、それに「No」と言った総務省は納税者・消費者としては評価すべき。
以上の理由により、コンテンツ業者の営利を優先し、結局未成年を不適切コンテンツから
守れないブラックリスト方式を推す総務省は、消費者として批判すべきでしょう。
コストも、ホワイトリスト方式はキャリアが自力でやることも可能ですが、
ブラックリスト方式は実質的に専門業者に任せるしかありませんので高いです。
しかも、ブラックリストを運用する業者は多くはないため、下手すると全ての
キャリアが同じ業者の同じブラックリストを使うかもしれません。
そうなると、適切・不適切の判断は、その業者の独占的判断で実施されます。
それが本当に「清潔」でしょうか?
大規模なネットワークの管理をしており、ブラックリスト方式のコンテンツフィルタを
導入していますが、ブラックリスト方式は一定の効果しかなく、完全ではありません。
常に大量の不適切コンテンツへのアクセスがあります。
そのリストをブラックリスト管理会社に連絡することもありますが、あまりに多すぎて
全部は無理です。
管理会社のほうも処理が追いつかず、延々と閲覧できる状態の不適切コンテンツが
大量にあります。
Re:そうなんですよ (スコア:1)
企業等での大規模ネットワークを前提とした運用では、ホワイトリスト方式でも PC 向けサイトの中から膨大な量のホワイトリストを保持する必要があり、エンドユーザからのリクエストを受けた上での審査に大量の手間がかかりますが……。
*.gov、*.go.* 等の大丈夫そうな単位で追加していくことはできても、.com/.net/.org といったサイトに関しては半端ではない量のホワイトリストになってしまいます。
また、.co.jp なら適切なサイトであるかと言われると「当然ながら」そんな訳もなく、新規顧客を狙って情報収集をするために各社の情報を集める、といった場面で Web を利用するにはホワイトリスト式では限界が出てくる場合があります。
まぁ、一時的許容 + 自動申請のシステムがあれば「比較的マシ」ですが、こういう状況の場合ではアクセスしてみるまで問題のないコンテンツなのか分かり辛いという場面があるため、うっかり有害コンテンツにアクセスしても咎められないという運用が求められたりもしますね。
ホワイトリストなら簡単になるなんてのは、大規模であるほど幻想になりますよ。