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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
携帯電話はどこへ進むのか (スコア:4, 興味深い)
6000万人のユーザに担保されています。電波は有限の資源であり新規参入に乏しい一種の
利権ビジネスですので、ユーザを上手に囲い込んでおけばこの調子で携帯電話は機能強化され続け、
近い将来には身の回りのすべては携帯電話に取り込まれることでしょう。
携帯電話は、サブスクリプション・モデルによる定期的収入と
許認可行政に伴う少数独占に支えられた膨大な資金力を背景に、
ローエンドデジカメ市場を叩き潰し(さようならNHJ [impress.co.jp])、
ローエンドのハンドヘルド・ゲーム機を飲み込み(ゲームボーイが12年もったのに対し、
ゲームボーイ・アドバンスはたったの3年!)、
GPSレシーバを取り込み、電子サイフ機能を実現し、音楽CDのビジネスモデルを崩壊させ、
返す刀で携帯音楽プレイヤーの市場にも食い込みつつあります。
しかし何らかの要因でいったんこのモデルに風穴が開いてしまうと、開発資金が減少し、
新機能・新機種開発速度は目に見えて衰えはじめ、そしてユーザへの訴求力を失い、
さらに風穴が拡大して連鎖的に崩壊するのではないかと考えています。
その風穴とは、たとえば今回のソフトバンク、イー・アクセス、アイピーモバイルの参入に
相当するのではないかと期待/心配しています。
もしこれらの新規参入者により携帯電話が単なる価格競争に陥ってしまった場合、
今の価格で今以上の新機能を期待することは難しくなってくることでしょう。
もちろん高機能・高価な端末は開発されつづけるでしょうが、今のように何でもありの
IT版ビクトリノックスみたいな端末を数万円程度で購入することは難しくなり、
新機能性に乏しい安価な端末と一部のマニア向けの機能を搭載した高価な端末に
二極分化していくのではないかと思います。
また今までは携帯無線通信という部分でユーザを縛り、それを柱にして周囲に
いろいろなおまけコンテンツを充実させてきたわけですが、WILLCOM SIMのように
ばっさりとユーザを端末の縛りから開放するやり方も興味深いです。
いわば主客の転倒とでも言うべき革命的な方式ですが、開発資金にかげりが出るであろう
近い将来の携帯電話業界のありかたを示してしているのではないかと思います。